古民家、10年で緑に埋もれる。
縁あって私たちが古民家に暮らしはじめて10年が経ちました。
以前のオーナーさんが周囲の木々をチェーンソーで伐採し過ぎたせいで、引っ越し当時の我が家は崖っ縁にせり出すようにして建つ、妙に大きな日本家屋という印象でした。
日当たりこそ良好でしたが、切られた木立の後には今にも崩れそうな法面が露出して、美観の点でも安全上も雑木林の再生が急務でした。
プロの手も借りて、百本あまりの苗を家のまわりにせっせと植え続けました。
こちらが最初の年の我が家。画面の左外に崖が広がっています。
5年後の写真を見ると、左側の緑が母屋に向かって“増殖”しているのがわかると思います。
そして10年目。現在です。左右から深い緑が迫ってきて、家が半分以上、隠れてしまいました。
緑に飲み込まれそうな勢いですが、酷暑でも家の中は涼しく、森の香りに満ちています。
ようやく、あるべき環境に戻ったような気がします。
以前のオーナーさんが周囲の木々をチェーンソーで伐採し過ぎたせいで、引っ越し当時の我が家は崖っ縁にせり出すようにして建つ、妙に大きな日本家屋という印象でした。
日当たりこそ良好でしたが、切られた木立の後には今にも崩れそうな法面が露出して、美観の点でも安全上も雑木林の再生が急務でした。
プロの手も借りて、百本あまりの苗を家のまわりにせっせと植え続けました。
こちらが最初の年の我が家。画面の左外に崖が広がっています。
5年後の写真を見ると、左側の緑が母屋に向かって“増殖”しているのがわかると思います。
そして10年目。現在です。左右から深い緑が迫ってきて、家が半分以上、隠れてしまいました。
緑に飲み込まれそうな勢いですが、酷暑でも家の中は涼しく、森の香りに満ちています。
ようやく、あるべき環境に戻ったような気がします。