ニオわないから困るんです…
「トイレの流れが悪いんだけど…」され
少し前から、家族からそう指摘されるようになりました。
我が家のトイレは、田舎にありがちな“パッタン溜め式”。便器の底に弁が付いていて、水が流れるたびに開閉します。
新幹線のトイレと同じ構造ですね。
その開閉弁が最近、開いたまま閉じなくなった、というのです。
「何でだろうねぇ?」と軽く聞き流していたのですが、気になって母屋の裏手に回り、様子を見ることにしました。
汚水槽のフタを確かめると、おやおや? フタの上3センチぐらいのところまで、びっしり氷が張っていてます。開けようにもビクともしません。
しかもその氷が“黄金色”をしているじゃありませんか。
もしやこれは?…取り急ぎ湯を沸かして氷を溶かしてみると…
得も言われぬ“黄金律”のニオイがゆらゆらと立ち昇ってきたんです。
氷が溶けてフタが開いたので中を伺うと、汚水は口まで達していました。
しまった!汲み取り時期をとっくに過ぎて、汚水槽は完全飽和状態なのでした。
大慌てでバキュームカーを手配しました。
すぐに地元の業者さんが駆けつけてくれ、大事には至りませんでしたが、あともう少し遅れていたらトイレ室内に逆流というところでした。
業者のおじさんいわく、
「真冬は汚水槽が溢れても凍ってしまってニオわないから、わからいんだよねぇ」
そうだったのか!今後は心して汚水槽を定期的に覗くことにします。