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土間は全天候型の作業場だった!?

 私たちの家には土間があります。

 玄関の扉を開くと、まずそこに土間。上り框(がまち)の先には囲炉裏を切った板の間が控えています。

 土間の右手には、これも一段上がって板の間があり、ダイニングキッチンとして使っています。前のオーナーさんが日曜大工で床を張り、造作した部屋で、以前はこの部分もすべて土間でした。いや、正確には土間と地続きの「家畜部屋」だったそうです。

 一方、土間の左手には大黒柱と小黒柱の2本の太い柱が屋根に向かって並んで聳え立ち、漆喰の壁と障子で仕切られたその奥が居室になっています。

 囲炉裏の間と元・家畜部屋と大黒柱、小黒柱に囲まれた十二畳あまりの正方形の空間が、我が家の土間というわけです。

20110505-01.jpg
我が家の土間です

 その昔、土間は全天候型の作業場として活用されていたそうです。雨が降って田んぼや畑に出られない日は、ここで農機具を手入れしたり、縄をなったりしました。

 牛や馬も同居し、牧草も山積みされていたことでしょう。

 また私たちの家では、明治のある時期から養蚕農家としてお蚕(かいこ)さんを飼っていました。土間は蚕の飼育器具やエサの桑の葉の置き場としても使われていたようです。

 当時はいろいろなニオイが渦巻いて、かなり臭かったのではないかなと思います。

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プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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