古民家の屋根裏で3年味噌ができあがりました
夏の盛りを過ぎた頃から、古民家の土間に味噌のいい香りがしきりと漂うようになりました。
屋根裏に置いてある自家製の味噌が熟成したのでしょう。
梯子を架けて屋根裏からいちばん古い味噌壺を下ろしました。
ホーローのフタを取ると、口に新聞紙で覆いがしてあります。
新聞紙の表面にマジックインキで書いてある日付は、
2015.2.11
3年前の憲法記念日に仕込んだ3年味噌--いや、正確には3年10ヶ月味噌です。
落とし蓋を取り除き、ラップをめくると、ホワワワ~ン…思わずクラクラッとくるようないいニオイが立ち上ってきます。およそ1キロの天然醸造・信州味噌が完成していました。
湿度の高い時期を経てきたせいか、表面に結構、白カビが出ていたので、ヘラできれいに取り除き、容器に取り分けて保存します。
さっそく、昼食のラーメンのスープにできたでの味噌を少々、溶いて加えました。
うわっ、うまい! 味噌のコクと香りが広がって、何とも言えない本場味噌ラーメン(って、どこの本場だかわかりませんが)になりました。
今年も“手前味噌”になって喜んだ私たちです。