桑の木があっちにも、こっちにも。困りました。
猛暑が続いていたこの夏、成長が早過ぎるブルーベリーについて、こんなふうに書きました。
ブルーベリーの成長が異常に速くて、防鳥ネットの天井部分を突き抜けてなお天高く伸びていこうとしています。
いつもの年なら、先端部分がネットに当たると自然に成長がストップするんですが、今年は日光を燦々と浴び続けているせいか、まだまだ伸びる気配です。
収穫が終わり、紅葉も始まりましたが、ブルーベリー畑の一角ではなお青々した葉が天高く伸び続けています。
さすがに何だかヘンだと思い、葉っぱをよく観察してみると、おや?…ブルーベリーじゃない別の植物が、何食わぬ顔で混じっていじゃありませんか?
幹をたどって地面の生え際を検めたら、何とブルーベリーに密着して、まるで偽装するかのように木肌がつるつるの白っぽい別種の樹木が生えていたのです。
葉っぱを調べて納得。これ、桑の木じゃないですか。
畑の外れに1本だけあった桑が、最近、里の家のそこら中に増殖を始めているんです。
どうやら野鳥が桑の実を食べてフンを落とし、フンに残った種から新しい芽が出るらしいんですね。
桑は雑草ではありませんが、繁殖力がすごく強く、放置しておくとどんどん繁茂します。
とりあえず、ブルーベリーに宿り木するように生えてしまった桑については、付け根からノコギリで切り倒しました。
苗木のうちに見つけて処理しないと面倒なことになるんですね。実を食べるとおいしいけど、じつは厄介者の桑なのでした。