fc2ブログ

「本格打ち」って“手抜き”じゃないの?

 先日、松本市内をぶらぶらしていた時のこと。松本城前の駐車場の隣に、駐車場にへばりつくようにして建っている小さな蕎麦屋が目に留まりました。

20110430-02.jpg

 通りに面した看板を何気なく見ると、大きな字で、

20110430-01.jpg
本格打ち そば処 やまが

 と書いてあります。通り過ぎかけて、ハタと足が留まりました。

本格打ち? 一文字足りなくないかい?」

 普通、信州蕎麦の店なら「本格打ち」と書くところですよね。それをわざわざ「本格打ち」なんて看板に掲げるところを見ると、何かいわくがあるんでしょうか?

 まさか「本格(機械)打ち」ってことでもないでしょう。う~む、謎です。おなかが空いていたのてすが、なんとなく気後れして入りそびれてしまいました。

 ところが、そこから通り沿いに数十歩行ったところに、よく似た屋号の蕎麦屋がこれまたよく似た看板を出していたんです。

20110430-004.jpg
本格手打ち やまが育蔵

 構えが立派だし、「新そば」というのぼりが目につきます。何よりこっちはれっきとした「手打ち」なので、今度はためらわず暖簾をくぐりました。

20110430-03.jpg

 ざるを注文したところ、大層おいしく、この店にして正確でした。

 後で気になり、調べてみたら、なんと!

 最初に見た小さな蕎麦屋は、この「本格手打ち やまが育蔵」の支店(松本神社店)だったんです。

 本店と支店が見通せる距離で営業しているのも驚きですが、片や「本格打ち」で片や「本格手打ち」と微妙に表現を変えているのは、なにか理由というか事情があるのでしょうか?

 やっぱり支店が本店に気兼ねして“手を抜いた”ってことでしょうか?

 謎めいた看板です。
 

テーマ : スローライフ
ジャンル : ライフ

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
ブログランキング
ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします。
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 古民家暮らしへ

にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 安曇野情報へ
本文検索キーワード
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR