害虫にやられてズタボロになった梅の木を剪定しました
里の家には、前のオーナーさんが思いつきで植えた(らしい)果樹が数十本、残っています。
ブルーベリーのように、毎年、たくさんの実を付ける優秀な木がある一方で、ほとんど立ち枯れ状態のものも少なくありません。
特に状態がよろしくないのが、リンゴ、梨、桃、梅などのバラ科の植物。
長年、手入れを怠ってきたせいか、カミキリムシやゾウムシに幹や枝葉を食われて樹勢が衰えているんですね。
そんな“ひでぶっ状態(by 北斗の拳)”の梅の木の1本が、今年、いよいよボロボロになってきたので、思い切って切り倒すことにしました。
チェーンソーを準備して、いざ伐採、と思ったら、おやおや? 主幹の横から蘖(ひこばえ)が伸びていて、細い枝に小さな梅の実がたくさんなっているではありませんか。
赤く色づき始めている実を摘んで重さを量ると、なんと900グラム近くもありました。急遽、梅酒の空き瓶を引っ張り出してきて、焼酎漬けにしました。
この元気なひこばえを残して、朽ち果てる寸前の主幹を40センチ間隔で玉切りに。すると付け根付近の断面から蟻やら何やらがわらわらと飛び出してきました。
文字どおり虫たちに“食いもの”にされていたのでした。
傷みのさほどない幹は、さらに斧で割って天日干しに。1年寝かして薪ストーブの燃料にしようと思います。
一方ひこばえは、元の根が残っているので生長が速いといいます。来年、大きな実を付けてくれるといいのですが。