ニッチなニッチな「シブぬき君」で渋柿を加工するぞ~
今年もとんでもない数の渋柿が成りました。
むざむざ腐らせるのも惜しいので、大きめの実を100個ほど収穫して渋抜きすることに。
渋抜きには普段、甲類の焼酎を使いますが、先日、スーパーの店頭にこんな風変わりな商品が並んでいたので、思わず手を出してしまいました。
47%
柿渋抜き用
めいり シブぬき君
原料用アルコール
「シブぬき君」とはまたベタな。何でも「君」を付けりゃいいってもんじゃないよなぁ、などとブツブツ呟きながら、さっそくフタを開けてニオイを嗅ぐと--
おや? 食用アルコール独特のニオイがほとんどしないじゃありませんか。
これなら、渋が抜けた後の柿の実にアルコールの風味が残存しないかも。
なるほど、「柿渋抜き用」と謳ってるわけがわかりました。これは良さそうかも。
小鉢に「シブぬき君」を注いで、渋柿のヘタ部分を数秒間、漬けてからビニール袋に並べていきます。
今回は底の浅い大きめの段ボール箱を用意して、そこに納まるだけ詰め込みました。
ビニールの口をきっちり結んで完了。2週間ぐらいでおいしい甘柿に化けてくれると思います。
ちなみに「シブぬき君」は水戸市の老舗酒造メーカー、明利種類株式会社の製品です。
ただ、同社のサイトのどこを探しても「シブぬき君」は紹介されていません。卸専門の商材ってことでしょうか。
かなりニッチな商品ではありますが、メーカーとしてプッシュぐらいしてもいいのに、と思った次第です。