「一斗缶くんせいキット1号」でベーコン作りに挑戦!
アウトドア専門店の店先に、一斗缶で作った燻製キットが展示してありました。
ご家庭でもかんたん!
一斗缶くんせいキット1号
\2,000 (税込)
2回分スモークウッド(サクラ)付き
※2~3時間分
私たちが普段使っている燻製機は円筒型の簡易なもので、直径が小さいためにチーズや小魚の燻製ぐらいしか作れません。
肉の塊を燻せるキットが欲しかったので、試しに買ってみることにしました。
一斗缶のフタを開けると、丸い金網が2枚、アルミ皿が1つ、金網を載せるための棒(鉄筋を切り出したもの)が4本、そしてスモークウッドと着火剤が各2個、入っています。
一斗缶のボディには上下2カ所に穴が穿(うが)たれていて、そこに鉄筋を差し込んで金網を載せるようになってます。
たぶんこれ、お店のハウスメイド。
いかにも手作り感溢れるキットで、自作すれば500円ぐらいでできるんじゃないかと思いましたが、手間を考えればお得な気もします。
さっそくスモークウッドに火を付け、フタをして一斗缶の中に煙を充満させました。
調理用の温度計を穴に差して温度を管理。最初は28度ぐらいでしたが、30分間ほど放置すると40度まで上昇しました。
1週間前に塩漬けにして冷蔵庫に寝かしておいた豚バラ肉500グラムを塩抜き→冷蔵庫で小一時間乾燥させ、スタンバイ。
燻製機の金網に置いてフタをします。
温度は40~45度ぐらいで安定したので、そのまま放置すること3時間。
煙が収まったのを見計らってフタを開くと、豚バラ肉がご覧のようにきれいな黄土色~土色に染まっていました。
ラップして冷蔵庫で一晩寝かし、翌日、試食してみました。
スライスすると、断面がまだレアな感じです。もう少し燻したほうが良かったかもしれません。
薄く切ってフライパンで焼いてみした。
サクラの甘酸っぱい香りがキッチンに漂い、思わず舌なめずり。
塩気もほどよく、香ばしいベーコンが焼き上がりました。
今まで使っていた燻製機は囲炉裏の火に掛けていので、温度管理がとても厄介でした。
その点、この一斗缶キットは熱源不要。スモークウッドだけで温燻できてしまうので、簡単・確実です。
なかなかコスパに優れたキットだな、と感心しました。