今年の山ブドウ酒?は本格ワイン風味に?
今年も庭の山ブドウを摘み取って、ジュース&葡萄酒作りにチャレンジしました。
収穫した山ブドウの房から実を集め、皮を洗わずにビニール袋に入れて口を仮止め。袋の上から素足で踏んづけて潰します。
こうすると、皮に付いている天然酵母が山ブドウの糖分を栄養に発酵を始めるんですね。伝統的なワインの作り方と一緒です。
およそ700グラム分の潰した実と汁を梅酒の瓶に詰め、フタを緩めに閉めました。
ほどなくブクブクと炭酸ガスの気泡が上がってきました。しめしめ、うまい具合に発酵が始まったようです。
そのまま3週間ほど寝かした後に、ガーゼで濾過してみると…おやおや? この香りはもしや赤ワインではないの!?
去年、初めて作った際には、こんなニオイはしませんでした。このときは残念ながらアルコールにはならず、できたのは甘酸っぱい山ブドウジュースでした。
でも、今回これはひょっとするとアルコールの香り?
恐る恐るワイングラスに注いで試飲してみました。
一口含んでみます。山ブドウの野趣に富んだ少し強い香りが鼻孔をスッとくぐり抜けていきます。
舌の上で転がすと、赤ワインに似た甘みと渋みがほどよく入り交じっています。喉越しもワインのような滑らかさ。
も、もしや、自家製山ブドウ酒ができてしまったのでは!?…と、ときめいたものの、結局のところ、またしてもアルコール分はゼロ。
赤ワイン風味の、良くできた「山ぶどう液」なのでした。
もっとも、本格的にアルコール発酵しちゃったら酒税法違反になるので、これで良かったのかも。