イタリア製の穴あきパンで、焼き栗ホクホク
今年の我が家の栗は、豊作の上に虫食いが少なく“ハズレ”がほとんどありません。
ウジ虫に似たクリシギゾウムシが実の中からニョロニョロ顔を出す心配がないので、例年になくマメに栗拾いをして、連日せっせと食べています。
とはいえ、やっぱり皮を剥くのが面倒なんですね。
以前、何度か書いた「栗くり坊主」を使えばきれいに素早く鬼皮・渋皮を剥くことができますが、それでも、
食べたい!
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栗を30分間、熱湯に浸けて鬼皮をふやかす
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「栗くり坊主」で皮を剥く
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その後、料理して食べる
というプロセスは、あまりにまどろっこしい。思い立ったらすぐに食べたいのが人情というものです。
そんな時、ありがたいのが焼き栗用フライパンです。イタリアではどこの家庭にもある、あたりまえの調理器具なんだとか。
2年前、ネットで見つけて購入しました。
拾いたての栗をこのフライパンに放り込んで、強火で10分間ほど煎るだけ。
焦げ目が偏らないように、フライパンの上で栗をコロコロ転がしていると、パチン!パチン!と勝手に弾けてマロンの香ばしいニオイがホワ~ンと漂い出します。
熱い実を手のひらで転がしながら冷まし、めくれた皮を指で引っ張ると…鬼皮と渋皮があっけないほどきれいに剥けるんですね。
熱いまま頬張ると、焼き芋のようにホクホクしていて、自然な甘さと香りが口の中に広がります。
おやつにするのもいいですが、私たちは10~15粒を昼食代わりに食べたりしています。結構、お腹いっぱいになるんですよ、これが。