大王わさび農場よりパンカルモ?
安曇野界隈には、知る人ぞ知るおいしいパン屋さんが点在しています。
ここパンカルモ(Pan Calmo)も、素材にこだわった専門店。
観光地として有名な大王わさび農場のすぐご近所に、今からちょうど4年前の2013年にオープンしました。
通称オリンピック道路に面しているため、ゴールデンウイークやお盆ともなると、店の前にはわさび農場に向かうクルマの長い行列ができます。
わさび農場に入れず、くたびれ切ってしまった時には、こちらに立ち寄ることをおすすめします。
店内には常時40~50種類の多種多様なパンがきれいにディスプレイされています。
1斤290円の「食パン」をはじめ、「くるみあんバタ-フランス」(180円)などの菓子パン、長野県産の石臼挽粉を自家製リンゴ酵母で発酵させた生地に、山ぶどう、イチジク、クランベリー、オレンジピールをたっぷり練り込んだ「パンカルモ」(735円)などのハード系、そして調理パンまでと、レパートリーはかなり豊か。
窓の外には北アルプスのパノラマが広がり、イートインもできるので、お昼やおやつに利用するのもいいと思います。
私たちのお気に入りは、長野県産のライ麦をふんだんに使った「パン・オ・ゼーグル」(580円)。ほどよい柔らかさで、噛むほどに味わい深くなっていきます。ワインにぴったりです。
お値段は全体に高めですが、それも納得のていねいなパン作り。
オーナーのご夫婦もいい感じです。ご主人は、こだわりのパン職人でありながら満面の笑顔で迎えてくださいます。
きっと30年後ぐらいにはジャムおじさんになっていそうな?やさしい笑顔です。
一方、美人の奥様はハキハキとして客あしらいが巧み。どことなく元ヤンっぽさが漂うところ(失礼!勝手な思い込みです)も、いい感じにさばけていて、これまた素敵です。
おいしくて居心地が良いとあって、地元のパン好きには熱心なファンが付いています。
週末には主立った商品は早々とソールドアウトに。午後早めに足を運んだほうがいいですよ!