長野の成城石井?ツルヤが池田町に進出!
ツルヤってご存じですか? ツタヤ(TSUTAYA)じゃありません。ツルヤ(TSURUYA)です。
この名前を聞いてピンとくる方は長野県在住か、軽井沢で遊んだことがある人だと思います。
ツルヤ(TSURUYA)というのは長野県限定のスーパーチェーンで、小諸市に本店があります。
鮮魚店から身を起こし、後に食料品のスーパーマーケットに業態変更。1996年に軽井沢店を出したあたりから、別荘族をターゲットにした“こだわりの品揃え”で注目されるようになりました。
「長野の成城石井」と言われることもあるツルヤですが、今年6月、池田町に安曇野初の新店舗がオープンしました。
じつは池田町はスーパーが育たない土地柄でして、過去にも同じく地場出身のアップルランドが撤退。イオンのマックスバリュも鳴かず飛ばずでディスカウントストアのザ・ビッグにダウングレードしたりと、散々な結果に終わっています。
そんな“スーパー不毛地帯”に果敢に挑んだ形のツルヤ池田町店。先日、初めて寄ってみました。
まず驚いたのが、駐車場に交通整理のオジサンが複数、立っていたこと。
大町市から安曇野市まで、スーパーと名の付く店には一通り足を運んでいますが、駐車場に赤い誘導灯を持ったオジサンの姿を見かけたのは今回が初めてのような気がします。
オープニングから日が浅いこともあって、臨時に人を配置をしているのかもしれませんが、結構な混みようです。
店舗は、食料品を扱うツルヤ本体と、マツキヨや100円ショップのセリアなどが入る建物に分かれています。
私たちはツルヤ本体のほうに入りました。
郊外型スーパーとしては標準的な店舗面積で、歩き疲れるというほどではありません。
ディスプレイもスタンダードで、パッと見、プレミアムな印象は受けません。
長野の主婦層に支持されている「鮮魚」「地場野菜」「オリジナル商品」は、なるほど充実しているようです。
特にツルヤのオリジナル商品(PB)は、イオンの「トップバリュ」やセブンイレブンの「金のホニャララ~」なんかに比べても一段上を行く充実ぶり…なんだそうです(まだ、それほど詳しく検証できていませんが)。
ですが今回、品揃えの充実ぶりを感じたのは、意外にも粉モノ、豆モノでした。
たとえばこちら。「ライ麦粉」「手づくりパスタの粉」「手作りピッツァの粉」などがずらり並んでいます。
豆に至っては「ひたし豆」「大豆」「光黒大豆」「レンズ豆」「うずら豆」などなど、多種多様なお豆のオンパレード。
くるみ1つ取っても「やまくるみ」「味付ねりくるみ」「すりくるみ」と、さまざまあるんですね。
ほんの駆け足で見て回っただけでも、在庫の充実ぶりを感じさせます。
改めてじっくり回遊して、珍品、お得品を見つけようと思います。