なんという生命力!倒れたモモの木の花が満開に
里の家の果樹園を見て回っていたら、桃の花が地面すれすれのところで咲いているのに気づきました。
しだれ桃じゃなかったはずなのにヘンだなと思って見に行くと、斜め下方向に伸びた大きな枝の1本が付け根のあたりで裂けるようにして折れ、地面に垂れ下がっているではありませんか。
しかも、その垂れ下がった枝の先に、鮮やかなピンク色の花がびっしり密生して付いているんです。
付け根の傷口を検めてみてびっくり。裂け目はかなり深く、“首の皮1枚”ほどを残してほとんど千切れそうな状態でした。
そういえば、今年の冬、何度か嵐がやってきて老木が数本倒れました。この桃の木も、風雪に耐えかねて枝が折れてしまったのでしょう。
それにしても、なんという生命力。よくまあ花を咲かせたものです。
剪定するのも憚られて、しばらく見惚れてしまいました。