夜の「みち子さん」

安曇野の池田町から松川村にかけて、時々、右手を高く挙げた女の子の人形が交差点に立っているのを見かけます。
この人形、通学用の黄色い帽子に黄色のトレーナー?を着用。黒いズボンの裾を赤い長靴に押し込んで履き、赤いランドセルを背負っています。ちょっと勝気そうな表情をした、結構リアルな人形です。
ランドセルには横断旗が幾つも差し込んであり、交通安全のために設置されたものだということがわかります。
松川村の小学生の間では「みち子さん」と呼ばれているようです。

一方、池田町では「安全ガール」と言われています。なるほど「安全ガール」には違いありませんが、立ち姿が結構リアルなので、やっぱり「みち子さん」という具体的な子供の名前のほうがピンときます。

昼間は周囲の風景に溶け込んであまり目立ちませんが、夜間、クルマのヘッドライトを浴びると、俄然、存在感が際立ってきます。
暗闇に突如、浮かび上がる「みち子さん」は、正直、ギョッとするほど違和感があって、ドライバーの恐怖心を掻き立てます。それが狙いで置いてあるのでしょうが、相当、ブキミです。
クルマを止めて写真を撮りました。見慣れているはずなんですが、夜の「みち子さん」は、やはりちょっぴりおっかない存在でした。



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