うわっ、ネズミ? それにしては顔が尖っているけど…

一見、ネズミですが…
数日、留守にして家に戻ったら、和室の敷居際にネズミのような生き物がうずくまっていました。
おっかなびっくりつついてみましたが、ピクリともしません。どうやら死んでいるようです。
胴の長さが5センチぐらい。尻尾はそれよりやや短い感じです。

なんだかモコモコしています

顔が尖っているのが、ネズミらしくありません
よくよく観察すると、顔が尖っていてネズミっぽくありません。どちらかというとモグラみたいです。間近で見ると、案外、可愛い顔をしています。
調べてみたら、トガリネズミという名前のモグラの仲間だということがわかりました。
このトガリネズミ、体にエネルギーを蓄えることができず、数時間食べないと餓死してしまうんだとか。
きっと何もない我が家を物色するうちに、お腹を空かして立ち往生してしまったのでしょう。室内とはいえ零度前後ですから、そのままフリーズドライになったのだと思います。
トガリネズミの仲間には絶滅が危惧されている種類が多いらしく、希少な生物だということもわかりました。生きていれば何とか助けてやりたかったのですが、手遅れでした。
翌朝、土に還してやりました。