炉端焼きのおいしい季節がやってきました
冬の囲炉裏部屋は、けっして長居したくない空間です。
昼間でも室温が零度近くまで下がるし、夕飯時には凍りつくような寒さに包まれて、料理の味もわからなくなる有様です。
ヒノキ板を張った床は吸い付くように冷たく、せっせと火を炊いても暖気がみんな天井に上っていってしまいます。
正直、こんなところに片時もいたくない...と、そんな気持ちになってしまうんです。
でも、4月とともに朝晩の寒さが緩みはじめると、超寒がりのチワワも囲炉裏のまわりをウロウロしはじめます。
昨夜の食事のおこぼれがないかと鼻を利かしているんですね。
まして味覚の秋は、囲炉裏を賑わす旬の食材がよりどりみどり。
今年も炉端焼きの季節がやってきました。今夜は何を作ろうかな?