蜃気楼?みたいな秋の雲が安曇野に接近中
古民家の空に鰯雲(いわしぐも)が広がっています。
秋だなぁ、空が高いなぁ…そう呟きながら、雲をたどって里へ下りてみました。
鰯雲は北アルプスの峰々を超えさらにその先へ、富山の空へと続いています。
ですが、ちょうど常念岳の上あたりに大きな雲の切れ間が。周辺には青空がぽっかりと顔をのぞかせていました。
何気なく眺めているうちに、「おや?何かヘンだぞ?」
目の前の景色に違和感を覚え始めました。
ご覧ください。住宅の背景に横一直線に延びているのが北アルプスの山々です。
一方、住宅の屋根の上方、一段高いところにもうひとつ山のような影が見えます。
てっきりこっちがアルプスかと思ってよくよく観察すると、じつは幻。これも雲なんですね。
どういう自然のいたずらかわかりませんが、白い雲の上に黒い雨雲が載って、今まさに安曇野に流れ込もうとしているのでした。
まるで蜃気楼みたいな秋の雲でした。