ブルーベリー畑に防鳥網を張りました
里の家のブルーベリー畑にポツポツとおいしそうな実がみのり始めています。
小鳥たちは目ざといもので、つぎつぎに飛来しては紫色に熟した実から順番についばんでいきます。
そろそろ鳥除けのネットを張らないと、せっかくの実が全部なくなってしまいそうな勢いです。
そんなわけで先日、ご近所のベテラン農家のオジサンに防鳥網の設置方法をご指導いただきました。
まず、ホームセンターで網目30ミリの「防鳥網」を大小数種類、買ってきました。
大きいものは幅9メートル、長さ18メートル。畑の四方に立ててあるポールの天井部分を覆うように被せます。
天井にネットを固定したら、側面に幅3.6メートル、長さ9~18メートルのネットを幾枚か組み合わせて張り巡らします。
…と書くと、いかにも一瞬にして終わりそうですが、いやいやこれが想像以上に面倒臭い作業でした。
というのも、我が家のブルーベリーは、10×20メートルぐらいの畑に都合30本、植えてあるんです。
それをネットですっぽり覆わなければ“防鳥効果”が出ないんですね。
まず、9×18メートルのネットの両端にナイロンのロープを通して、左右両端のポールに沿ってバランスよく引っ張り上ていきます。
18メートル離れた向こう側とこちら側に脚立を1台ずつ置いて、大人2人が「せーの」でネットをポールに掛けていくんですが、これが簡単にはいきません。
ネットが折れたり絡んだり…脚立の位置を少しずつずらしながら、西方向から東に向かって少しずつネットを渡していきました。
どうにか天井がネットで覆われたら、ナイロンの紐でネットとポールを固定します。
小鳥が潜り込めないよう、数十センチおきに紐で縛っていかなければいけないのが、正直、大変です。
続いて側面。こちらは横方向にネットを張り巡らし、同じくてっぺんをナイロン紐でポールに留めていきます。
最後にネットが地面に触れる部分にペグを打ち込んだら完成。
なにぶん初めての作業だったので勝手がわからず、たっぷり3時間もかかってしまいました。
やれやれと思って少し離れた場所で眺めていたら、さっそく小鳥たちが集まってきて、チーチーうるさく鳴き交わし始めました。
突然のバリアー出現に騒然としています。
鳥たちには気の毒ですが、これでおいしいブルーベリーがたっぷり収穫できそうです。