裏山の雑木を伐採してサル退治!
我が古民家の屋根はかなりの急勾配。冬、雪が積もる心配がなく、したがって雪下ろしの必要もありません。
ですが最近、困ったことに、その急勾配をおサルの集団が器用によじ上って、てっぺんで大騒ぎをするんです。
こんな険しい屋根をどうやって上るんだろう?…以前から不思議に思っていたのですが、先日、偶然にもサルが裏山の雑木伝いに飛び移る姿を目撃しました。
裏山に集合したおサルさんたちは、1本の雑木によじ上ると、枝をゆさゆさ揺すぶって、つぎづぎに我が家に大ジャンプ! 屋根に飛び乗るや頂上まで一気に駆け上ります。
帰りは屋根の中腹あたりからムササビのように宙へ飛び出します。そして生い茂った雑木の葉っぱにしがみついて幹を下り、裏山へと消えていくのでした。
う~む、なんという鮮やかな跳躍!
おサルを撃退するには、ルート上にあるこの雑木を伐採するしかなさそうです。
雑木とはいえ、裏山の法面を地固めしてくれているので本当は切りたくないのですが、さりとて放置するわけにもいかず、今回、思い切って始末することにしました。
高さ4メートルほどの細い木ですが法面に斜めに生えているため、足場が悪く、思うようにノコギリの刃が通りません。
小一時間かかって何とか切り倒し、薪サイズに輪切りにしました。1年ぐらい縁の下に寝かしておいて、囲炉裏か薪ストーブの燃料にしようと思います。
さて、これで裏山と屋根を結ぶ空中ルートを遮断しました。果たしておサルさんは本当にやって来なくなるのでしょうか?
しばらくは頭上の物音に耳をそば立てる日々が続きそうです。