開かなくなった引き戸を“吊り戸”に改造してもらいました
丈夫が取り柄の古民家ですが、さすがに寄る年波には勝てず、近頃、チョコチョコ不具合が出てきています。
数年前から滑りが悪くなっていた和室とリビングの間仕切りの引き戸が、3分の1ほど開いたまま、とうとう閉まらなくなってしまいました。
家の重みで長押(なげし=引き戸を上から支える水平方向の材木)が少しずつ垂れ下がり、その下の鴨居(かもい)に引き戸の上框(うえがまち=上部の木枠)が食い込んでしまったんですね。
最近では、押しても引いてもスライドしません。ほとほと困って工務店に見てもらいました。
やってきた大工さんと建具屋さんの見立ては、
「引き戸が柱代わりになってるよ。下手に外すと長押がさらに沈み込むかもしれないね」
そこで4枚組の引き戸の両端2枚を外して壁を造作し、柱で長押を支えることにしました。
そのうえで、残る中央の2枚を鴨居から吊り下げる構造に変更。上框を少し削って金属製のランナー(支柱)を打ち込み、鴨居にアルミのガイドレールを埋設してそこに吊り下げてもらいました。
敷居はそのまま残したので、完全な吊り戸にはなったわけではありませんが、上框と鴨居の間に1センチほどの隙間ができたため、指1本でわけなく開け閉てができるようになりました。
これで、あと20~30年ぐらいは持つかな、と期待しています。
数年前から滑りが悪くなっていた和室とリビングの間仕切りの引き戸が、3分の1ほど開いたまま、とうとう閉まらなくなってしまいました。
家の重みで長押(なげし=引き戸を上から支える水平方向の材木)が少しずつ垂れ下がり、その下の鴨居(かもい)に引き戸の上框(うえがまち=上部の木枠)が食い込んでしまったんですね。
最近では、押しても引いてもスライドしません。ほとほと困って工務店に見てもらいました。
やってきた大工さんと建具屋さんの見立ては、
「引き戸が柱代わりになってるよ。下手に外すと長押がさらに沈み込むかもしれないね」
そこで4枚組の引き戸の両端2枚を外して壁を造作し、柱で長押を支えることにしました。
そのうえで、残る中央の2枚を鴨居から吊り下げる構造に変更。上框を少し削って金属製のランナー(支柱)を打ち込み、鴨居にアルミのガイドレールを埋設してそこに吊り下げてもらいました。
敷居はそのまま残したので、完全な吊り戸にはなったわけではありませんが、上框と鴨居の間に1センチほどの隙間ができたため、指1本でわけなく開け閉てができるようになりました。
これで、あと20~30年ぐらいは持つかな、と期待しています。