フクロウかと思ったらヒゲネコでした

ヒゲネコでした
雪の降るたそがれ時、近所の森の小道を歩いていたら、大樹の葉陰にふたつ並んだビー球のようなものがキラリと光るのに気づきました。
そっと近づいて観察すると動物の目みたいです。鳥か小動物でしょうか。地上から3メートルぐらいのところに伸びた太い枝の付け根にじっとうずくまって、こちらを凝視しています。
「フクロウかな?」と思ってさらににじり寄ると、あれれ? 鼻があってヒゲが生えているではありませんか。
「なぁんだ、ネコか」
ちょっとがっかりしましたが、ミョーに高いところにいるのがおかしくて、さらに接近し、様子を確かめました。
それは白と黒のブチ模様のネコで、白い顔のちょうど鼻の下あたりに、横一文字に黒い模様が入っています。
あ、こいつは我が家の縁側でよく日向ぼっこをしている野良の「ヒゲネコ」です。きっと降り積もった雪にうんざりして、木の枝によじ登ったのでしょう。
登ったはいいけど降りられなくなって困っている、という風情ではありません。むしろ、雪野原をエサを探して歩き回る野ネズミやヤマバトを、虎視眈々と狙っている感じです。
逞しい野良ネコです。



ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします。