時は告げないけれど1秒の狂いもない“電波の古時計
我が家の大黒柱には、“昔ながら”の柱時計が掛かっています。
引っ越して間もない頃、ネットで探して買いました。
本当は、定時になるとボ~ン、ボ~ン♪と時を告げる、重厚長大な昔ながらのゼンマイ時計が欲しかったのですが、
「夜中に土間で鳴り出したら、怖くてトイレに行けないじゃないの!」
と、家族の反対に遭い、路線変更。見た目はアンティークなボンボン時計でありながら、じつは最新の電波時計というスグレモノ「アンティーク風八角柱時計 電波の古時計」を見つけて、土間に掛けたのでした。
以来、6年間、1秒の狂いもなく正確無比に働き続けています。電波時計ですからゼンマイのネジを巻く必要はないですし、音も鳴りません。
買ったばかりの頃はツヤがあったオーク材のボディや文字盤も、いい感じに日焼けして、真性のアンティークに近づいてきた印象です。
ユニークなのは時計の裏側です。裏ブタを取ると、ご覧のように単三電池が直角に2本、レイアウトされています。
ひとつはムーブメントの動力源、つまり電波時計を動かすための電池ですが、もう1本は振り子用なんですね。
要するに“なんちゃって振り子”をフリフリするための電池ってことです。
先日、時計の針と振り子が相次いで止まりました。故障かな?と思ってそれぞれ電池を交換したら、何事もなかったかのように再び動き出しました。
最後に電池を替えたのは、たしか2年以上も前のこと。コスパの良さでも古民家向きです。
これからも、末永く我が家の“時の番人”であってほしいと思っています。