イチイの実なりが悪くてヤマガラが困っている?
今夏は猛暑が祟ったのか、イチイの生け垣になんとなく元気がありません。
普段の年なら枝にびっしり付くはずの実が、パラパラとまばらなのも気になります。
イチイのオレンジ色の実が大好物であるはずの隣の森のヤマガラ夫婦も、あまり姿を見せなくなりました。
「今年はどこか他所でエサを調達しているのかなぁ」と思っていたのですが、先日、ようやく番(つがい)で戻ってきてくれました。
「チチチチチ~♪」と呼び交わしながら枝に止まり、イチイの実を1粒ずつ足の間に挟んで突っついて潰していきます。
実を適度な大きさにしてから、くちばしの先端で軽く咥えて飛び去ります。
集めた木の実は、巣の近くの地中や樹木の洞(うろ)に蓄えておくのだそうです。
ヤマガラにとっては、一足早い冬支度なんですね。