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越冬大根がいっぱい!

 寒い日が続いていた少し前のことですが、庭仕事をしていたら軽トラが停まって、

「大根、貰ってくれんかね」

 ご近所のおじさんが声を掛けてきました。

 昨秋、地中に埋めた大根が、食べ切れずに大量に冬を越してしまい、このままだと腐ってしまうというのです。

 軽トラに同乗して、おじさんのお宅へ向かいました。

2015042501.jpg


 様子の良い古民家の前でクルマを停めると、おじさんは玄関前の一段低くなったあたりを手探りして、バケツのフタのようなものを開きました。

 地中深くに横穴が掘られています。奥行きは2メートル弱あるんだそうです。

 穴の底にカゴが敷いてあり、その上に大根や玉ネギ、長ネギが並べてあります。

2015042502.jpg


 おじさんは穴の奥まで腕を突っ込んで、青首大根を1本ずつ取り出していきます。

「ほれ、これも。みんな持って行ってくれないかね」

 気前よく、どんどんくださいます。「こんなに頂いても食べきれません…」と、8本目でストップをかけ、軽トラに積んで家まで運んでいただきました。

2015042503.jpg


2015042504.jpg


 その晩、煮物と大根おろしにしてさっそく賞味しました。零下で保存した越冬大根は甘味が増して大変おいしいと言いますが、まさにそのとおり。収穫からこんなに時間が経っているのに、鮮度が落ちないのは不思議です。

 冬の寒さにも取り柄はあるもんだ、と少々、考えを改めた次第です。



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テーマ : 信州
ジャンル : 地域情報

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H地区の民家

うーん、この保存スタイルは進化形でしょう。
大抵新聞紙に繰るんで藁で覆い土の中に入れておくのですが、
手間を省いて半地下に入れておくスタイルですね。


 ところでこの家、一目見ただけで誰の家かが分かってしまいましたが、
それにしても同じタイプの家が多いですね、この家のすぐ下にある
同じ屋根の色の家はこちらとそっくりです。

Re: H地区の民家

> うーん、この保存スタイルは進化形でしょう。
> 大抵新聞紙に繰るんで藁で覆い土の中に入れておくのですが、
> 手間を省いて半地下に入れておくスタイルですね。

進化形でしたか!知りませんでした。
たしかに合理的ですよね。
プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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