越冬大根がいっぱい!
寒い日が続いていた少し前のことですが、庭仕事をしていたら軽トラが停まって、
「大根、貰ってくれんかね」
ご近所のおじさんが声を掛けてきました。
昨秋、地中に埋めた大根が、食べ切れずに大量に冬を越してしまい、このままだと腐ってしまうというのです。
軽トラに同乗して、おじさんのお宅へ向かいました。
様子の良い古民家の前でクルマを停めると、おじさんは玄関前の一段低くなったあたりを手探りして、バケツのフタのようなものを開きました。
地中深くに横穴が掘られています。奥行きは2メートル弱あるんだそうです。
穴の底にカゴが敷いてあり、その上に大根や玉ネギ、長ネギが並べてあります。
おじさんは穴の奥まで腕を突っ込んで、青首大根を1本ずつ取り出していきます。
「ほれ、これも。みんな持って行ってくれないかね」
気前よく、どんどんくださいます。「こんなに頂いても食べきれません…」と、8本目でストップをかけ、軽トラに積んで家まで運んでいただきました。
その晩、煮物と大根おろしにしてさっそく賞味しました。零下で保存した越冬大根は甘味が増して大変おいしいと言いますが、まさにそのとおり。収穫からこんなに時間が経っているのに、鮮度が落ちないのは不思議です。
冬の寒さにも取り柄はあるもんだ、と少々、考えを改めた次第です。
「大根、貰ってくれんかね」
ご近所のおじさんが声を掛けてきました。
昨秋、地中に埋めた大根が、食べ切れずに大量に冬を越してしまい、このままだと腐ってしまうというのです。
軽トラに同乗して、おじさんのお宅へ向かいました。
様子の良い古民家の前でクルマを停めると、おじさんは玄関前の一段低くなったあたりを手探りして、バケツのフタのようなものを開きました。
地中深くに横穴が掘られています。奥行きは2メートル弱あるんだそうです。
穴の底にカゴが敷いてあり、その上に大根や玉ネギ、長ネギが並べてあります。
おじさんは穴の奥まで腕を突っ込んで、青首大根を1本ずつ取り出していきます。
「ほれ、これも。みんな持って行ってくれないかね」
気前よく、どんどんくださいます。「こんなに頂いても食べきれません…」と、8本目でストップをかけ、軽トラに積んで家まで運んでいただきました。
その晩、煮物と大根おろしにしてさっそく賞味しました。零下で保存した越冬大根は甘味が増して大変おいしいと言いますが、まさにそのとおり。収穫からこんなに時間が経っているのに、鮮度が落ちないのは不思議です。
冬の寒さにも取り柄はあるもんだ、と少々、考えを改めた次第です。