麻績村(おみむら)で“ねこ”を買う
長野自動車道で安曇野インターから1つ千曲市寄りに麻績(おみ)インターがあります。インターを降りると、人口3000人弱の山里・麻績村に出ます。
11月下旬、家族で麻績村へウォーキングに出掛けました。
帰り道、村営の宿泊施設「シェーンガルテンおみ」に立ち寄り、併設する日帰り温泉を利用しました。北アルプスを眺めながらの絶景露天風呂はなかなかのものでしたが、それはそれとして、フロント横の地場物産品を集めた売店コーナーで珍しいものに目が留まりました。
“ねこ”です。
“ねこ”といっても、ペットの猫じゃありません。工事現場で使う手押し車でもありません。
袖のない半纏=「ねこ半纏」のことです。
数年前に、長野県南木曽(なぎそ)町のねこ半纏が「南木曽ねこ」としてテレビで紹介されて以来、全国的に注目されるようになりました。
もともと水仕事などをするのに袖無し半纏は便利で、信州から岐阜あたりにかけて愛用されてきたようです。
ここ麻績村でも、地元のおばさんが手作りの“ねこ”を委託販売していたのです。
一着2000円。縫製がとてもていねいで、背中に綿がたっぷり詰まっています。余り布で作るのでしょうが、かなり美麗です。絹の生地を使ったものもありました。
今年の冬はこれっきゃない!…ということで、家族めいめい分を買わせていただきました。
着てみると半纏より圧倒的に軽く、腕の自由が効くので家事や野良にはもってこいです。
それもそのはず。袖もなければ前見頃(まえみごろ)もないんですから。要は背中に縦長の綿入れを当てているだけ。しかし、この割り切ったシンプルな構造がいいんですね。
背中から腰にかけて、まるでホカロンでも貼ったようにポカポカ温かいのです。
田舎暮らしにはもちろん、都会の方にもおすすめしたい逸品です。
ちなみに、なぜこの変てこりんな防寒具を“ねこ”と呼ぶようになったかについては、
①「ねんねこ半纏」の“ねこ”から
②これを着て座り仕事をしている姿が猫背に見えるから
③猫のように温かいから
など、諸説あるそうです。着用した実感では②を支持したい気がしますが。
11月下旬、家族で麻績村へウォーキングに出掛けました。
帰り道、村営の宿泊施設「シェーンガルテンおみ」に立ち寄り、併設する日帰り温泉を利用しました。北アルプスを眺めながらの絶景露天風呂はなかなかのものでしたが、それはそれとして、フロント横の地場物産品を集めた売店コーナーで珍しいものに目が留まりました。
“ねこ”です。
“ねこ”といっても、ペットの猫じゃありません。工事現場で使う手押し車でもありません。
袖のない半纏=「ねこ半纏」のことです。
数年前に、長野県南木曽(なぎそ)町のねこ半纏が「南木曽ねこ」としてテレビで紹介されて以来、全国的に注目されるようになりました。
もともと水仕事などをするのに袖無し半纏は便利で、信州から岐阜あたりにかけて愛用されてきたようです。
ここ麻績村でも、地元のおばさんが手作りの“ねこ”を委託販売していたのです。
一着2000円。縫製がとてもていねいで、背中に綿がたっぷり詰まっています。余り布で作るのでしょうが、かなり美麗です。絹の生地を使ったものもありました。
今年の冬はこれっきゃない!…ということで、家族めいめい分を買わせていただきました。
着てみると半纏より圧倒的に軽く、腕の自由が効くので家事や野良にはもってこいです。
それもそのはず。袖もなければ前見頃(まえみごろ)もないんですから。要は背中に縦長の綿入れを当てているだけ。しかし、この割り切ったシンプルな構造がいいんですね。
背中から腰にかけて、まるでホカロンでも貼ったようにポカポカ温かいのです。
田舎暮らしにはもちろん、都会の方にもおすすめしたい逸品です。
ちなみに、なぜこの変てこりんな防寒具を“ねこ”と呼ぶようになったかについては、
①「ねんねこ半纏」の“ねこ”から
②これを着て座り仕事をしている姿が猫背に見えるから
③猫のように温かいから
など、諸説あるそうです。着用した実感では②を支持したい気がしますが。