トホホの干し柿、残り物には福がある!?
今年もおサルさんに、吊るしたそばから横取りされてしまった干し柿ですが、残りものには福があると信じて、無傷だった実の熟成を待ちました。
そして今日。表面がいい感じにシワシワになりました。そろそろ食べ頃でしょうか。試しに賞味してみることに…
ムフフ。おいしくできましたよ。噛みごたえのある皮をかじると、中からオレンジ色のジャムがとろ~りトロトロ。元の実が大きかったおかげで、トロトロ成分がたっぷり詰まっています。これからの季節、お茶請けには最高です。
思えば、ドロボーおサルは生乾きの渋柿をペッペッと吐き出し吐き出し、かなり無理して食べていました。その辛そうな後ろ姿を思い出しながら完熟した干し柿を味わううちに、「フッフッフッ、最後に勝ったのはこっちだぞ」と心の中で勝ち鬨(かちどき)を上げている自分に気づきました。
おサル相手に勝ったの負けたのと呟いているようでは、お里が知れますよね。