ケヤキの枯れ木立ちに野鳥がいっぱい
庭のケヤキの大木が落ち葉して丸裸状態になりました。でも、野鳥たちは相変わらずつぎつぎにやって来て、裸の木立で賑やかにさえずっています。
今朝は「チーチー♪」と甲高い声で呼び合うスズメぐらいの小鳥の群れが、ケヤキの細い枝先に止まって虫か何かをついばんでいました。
よく見るとエナガです。頭の外周が黒くててっぺんだけ白いのが、お侍の月代(さかやき)みたいで可愛い小鳥です。
エナガの群れが去ったと思ったら、今度は「キョッキョッ♪」と大声で鳴く大きな鳥がケヤキの幹をスルスルと登ってきました。
時折、立ち止まっては、長く鋭いくちばしで幹をコツコツ叩いています。
キツツキの仲間、アオゲラです。
あっちをコツコツ、こっちをコツコツしながら器用に幹を伝え歩き、そのうち翼を広げて森のほうへ飛んでいきました。
冬が来て木々が落葉すると、夏の間、木の間隠れにチラチラとしか見えなかった鳥たちが、全身を現すようになります。私たちのような“にわかバードウォッチャー”にも容易に見分けがつくので、寒くなるこの時期は野鳥のことを知る、またとないチャンスです。