おサルが無視した日陰の栗で、栗ご飯を炊きました
先月、庭の栗の実について、
収穫が待ち遠しいのですが、心配なのはおサルさん。
我が家では、このポロタンに限らず、毎年、おサルに先を越されて
他の栗の木の実も全部、横取りされてしまいます。
今年こそはポロタンを食べるぞ、と意気込んではおりますが、
さて、どうなるやら。
と書きました(「ポロタンの実が大きくなってきました」)。
その後、収穫の時期を楽しみにしていたところ、今年もまた、ちょっと目を離した隙に、大半の実をおサルの奴に食べ尽くされてしまいました。
やれやれ。
でも、日陰の目立たないところに植わっている栗の木が、1本だけ無傷で残りました。
今度こそおサルに奪われてはなるまじ、と息せき切って収穫したのが、こちらです。
末生り(うらなり)なので粒が小さく、たぶん味も今イチに違いありません。サルに無視されるぐらいですから。
実の先っぽに包丁で十文字の切り込みを付けて、圧力鍋で10分間ほど蒸すと、殻と薄皮が面白いようにスルリと剥けます。
試食してみると、これがうまい!天然の甘味がほんのりと乗って、何とも美味なのでした。
小さな実ばかりですが、数が集まったので半分を栗ご飯に、残りを甘露煮にしてみました。
出来上がりは上々。香ばしい栗ご飯が炊き上がりました。
何より、おサルに勝ったと思うと感慨ひとしおです。勝利の味とは、けだしこういうものを言うのでしょう。