古民家、雲海に飲み込まれる
黄昏時、家のまわりに雲海が広がりました。
私たちの住むあたりは小さな山が入り組んでいて、谷間の出口が塞がれている地形のために、雲海が発生しやすいのだそうです。
毎年、8月から10月にかけて、頻繁に雲海ができます。
夕焼け空を眺めていたら雲海の海原(って言うんでしょうか)がどんどんせり上がってきて、気づいた時には雲の中、なんてこともしばしばです。
谷底から雲の断片がつぎつぎに吹き上がってくるのです。我が家はあっという間に雲に飲み込まれてしまいます。
窓を開けていると、家の中まで雲が入ってきます。日によっては、室内にうっすらと霧が立ちこめることもあります。
いやはや、ほとんど北アルプスの山小屋のような家です。