ポロタンの実が大きくなってきました
ポロタンという栗をご存じでしょうか?
2007年秋に農家への苗木の供給が始まった新しい品種です。
1991年に早生の主力品種「丹沢」と早生系統の「550-40」を交雑し、育成・選抜された“栗界”のハイブリッドで、最大の特徴は、中の渋皮が鬼皮といっしょにポロッと剥けること。
この「ポロッ」と「丹沢」のタンを取って「ポロタン」と名付けられたようです。電子レンジでチンすると簡単に渋皮が剥けるのだそうです。
「~だそうです」と書いたのには理由があります。
3年前、ポロタンの苗を買って来て庭に植えたのですが、いまだ我が家では実を食べるに至っていないのです。
というのも、買った当時は1メートル50センチぐらいの棒っきれに根っこが生えた、見るからに頼りない苗木でした。本当に栗の実なんかなるのかな、と疑心暗鬼で南側の斜面に植えたのでした。
翌年、若葉が芽吹いて育ち始め、去年、初めて小さな実を1個、付けました。試食の日を楽しみにしていたのですが、おサルに出し抜かれて持っていかれてしまいました。
今年は「桃栗三年柿八年」の3年目。いよいよ本格的に収穫できるかな、と密かに期待していたところ、イガが6個、青々と実ってくれました。
あとは10月を待つばかり。なんでもポロタンの実は1個30グラムほどもあって甘く、栗の良いニオイがするんだそうです。
収穫が待ち遠しいのですが、心配なのはおサルさん。我が家では、このポロタンに限らず、毎年、おサルに先を越されて他の栗の木の実も全部、横取りされてしまいます。
今年こそはポロタンを食べるぞ、と意気込んではおりますが、さて、どうなるやら。