電気柵の下を潜ってカボチャを盗む子ザルの知恵
野菜の出荷が今、たけなわです。
ご近所の農家では、畑に電気柵を張り巡らしているにもかかわらず、おサルの被害に頭を抱える日々です。
先日も、電気柵と地面のわずかな隙間を子ザルが出入りしていました。
農家のオジサンが遠くから眺めていると、子ザルが1匹で畑に侵入。坊ちゃんカボチャを抱えて電気柵の下を潜り抜け、スタコラサッサと脱出したそうです。
子ザルは柵を脱けると、外で待っている親ザルにカボチャを放り投げ、すぐに畑に戻っていきました。
そしてまた坊ちゃんカボチャを1個、失敬して電気柵の外へ。体の小さな子ザルだけが柵の下を通り抜けできることを、サルの群れは熟知していたのです。
農家にとっては迷惑千万な話ですが、生きるために必死な点ではおサルさんも人後に落ちません。
ここ安曇野の山里では、日夜、ヒトとおサルの知恵比べが繰り広げられています。