fc2ブログ

囲炉裏は魔物。正直、火事が心配です

囲炉裏は火事のもと
囲炉裏は火事のもと

 囲炉裏に熾した火は大事に使っています。鍋料理などして残った炭火は灰を被せておけば翌日までもつので、次の日、掘り起こしてそこに新しい薪や木炭を加え、料理や湯沸しに再利用しています。

 ただ、ご近所の話を聞くと、やっぱり囲炉裏は火事のもとでもあるんですね。

 あるお宅では、囲炉裏に熾火(おきび)をして窓を開けっ放しで出かけたところ、風が吹いて火種が床に飛び散り、一気に燃え上がったそうです。家は全焼。さいわい、家人は出かけていて無事でした。

 また、別の古民家では、私たちのように都会から引っ越してきた住人が最初の冬を迎えて、あまりの寒さに仰天。吹き抜けの天井に大きな透明ビニールシートを張り巡らし、暖房の暖気が屋根から抜けないようにと、とりあえずの応急措置を施したのでした。

 ところが、囲炉裏の上までビニールシートできっちり覆ってしまったため、熾した炎の火力が高まった瞬間にビニールに燃え移り、あっという間に茅葺屋根を伝って燃え広がりました。

 築100年以上の古民家が、たちまち燃え尽きてしまったそうです。

 考えてみれば古民家の囲炉裏というのは、巨大な薪の内部で火を焚いているようなものですから、一旦、火が移ったらおしまいです。

 私たちも手の届くところに消化器を設置して万一に備えてはいますが、囲炉裏に火がある間は正直、気を抜けません。

人気ブログランキングへ
ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします。

テーマ : スローライフ
ジャンル : ライフ

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

囲炉裏

これだけ詳しくご存じなら理論的に防ぐ事は可能と思うのですが、
疑問が1つあります。
 囲炉裏の部屋は必ず中央部にあり、その部屋に「窓」というのは古民家には殆どありません、
たぶんあとから追加した物です。
よって中心部にあるため、直接囲炉裏に風が当たらないように玄関からは1セクション
おいての部屋に据え付けるのが昔からのセオリーです。

 外出する場合はたっぷりと灰を掛けておきますので「後述する堀炬燵も同じ」
火事になる事は絶対にありません、しかし風が吹いて灰が飛ばされて加勢状態になって
熾きが飛び散るなどと言う強風状態は家の作りに欠陥があるといわざろうえません。

 もしくは・・・
囲炉裏の近くには「火の神様」の神棚が祭ってなかったのでは?
信心が足りないと言う事で神様がヘソを曲げたとか・・・(爆)
古民家には仏壇以外に最低2つの神棚があるはずです。


ご近所では会染、渋田見にある「松倉」という食堂が
内部の保存状態が良いためNHKをはじめロケ場所の定番
となっていますので是非行かれてください。
 また、糸魚川にある「塩の道資料館」も行かれてください。
同様の作りをしています。


 ところで、囲炉裏の他に「掘り炬燵」はありませんか?
(熾きの上に布団を載せてある炬燵のこと)
こちらは「都会者」が拙宅に来るとびっくり仰天する
囲炉裏をも凌駕するアイテムのですが。

 中をさっと拝見いたしました、殆どの疑問の調査内容は正解です、
一部違っているところもありますが、またそのたびに
説明いたしましょう。
プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
ブログランキング
ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします。
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 古民家暮らしへ

にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 安曇野情報へ
本文検索キーワード
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR