栂池(つがいけ)自然園は高山植物が花盛り
我が家からクルマで1時間20分ほど北上した白馬連峰の裾野に「栂池(つがいけ)自然園」があります。
中部山岳国立公園に含まれる広大な自然保護区で、遊歩道を整備した全長8キロのトレッキングコースが人気です。
夏休み最初の週末、家族でトレッキングシューズを履いて出かけました。
麓の栂池高原駅(標高839メートル)からゴンドラリフトとロープウェイを乗り継ぐこと約30分。一気に1000メートルほど山を登って自然園駅に到着します。
ここから標高2020メートルの展望台まで、北アルプスの山々や大雪渓を眺めながら高層湿原地帯を闊歩(かっぽ)します。
7月は、さまざまな高山植物が花開くベストシーズンです。数十種類の可憐な花々が、広大な敷地のあちらこちらに点々と小さな花を咲かせています。
夏休みにもかかわらず人出はそれほどでもなく、たくさんの花々をたっぷり時間をかけてゆっくり観察できました。
栂池自然園の花の見頃は8月中旬ぐらいまで。今がおすすめです。
<栂池自然園で見つけた高山植物>

アカモノ(赤もの)

オオバミゾホオズキ(大葉溝酸漿)

カラマツソウ(唐松草)

キヌガサソウ(衣笠草)

クルマユリ(車百合)

コイワカガミ(小岩鏡)

ゴゼンタチバナ(御前橘)

コバイケイソウ(小梅蕙草)

サンカヨウ(山荷葉)

シナノキンバイ(信濃金梅)

シラネアオイ(白根葵)

タカネザクラ(高嶺桜)

タテヤマリンドウ(立山竜胆)

チングルマ(稚児車)

チングルマ(稚児車) -果穂-

ツマトリソウ(端取草)

ハクサンチドリ(白山千鳥)

ヒオウギアヤメ(檜扇菖蒲)

ベニバナイチゴ(紅花苺)

ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草)

ニッコウキスゲ(日光黄菅)

ミズバショウ(水芭蕉)

ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)

モミジカラマツ(紅葉唐松)

ワタスゲ(綿菅) -果穂-