オカトラノオを奪い合う蝶々たち
庭の木陰のあちこちで、オカトラノオが咲いています。
シュッと伸びた花房が虎の尾っぽのように見えることから「丘虎の尾」と呼ばれるそうですが、我が家のオカトラノオはかなり小降りで、虎の尾というよりはチワワのシッポ並みです。
梅雨時の、雨に濡れた草むらに咲くオカトラノオの白い花は蝶々のお気に入りでもあるらしく、モンシロチョウやアゲハチョウがひっきりなしに立ち寄ります。
今朝もモンシロチョウが細いストローをスイッと延ばして花の蜜を吸っていました。
そこに突然、一回り大きなオレンジ色の蝶が割り込んできたから穏やかではありません。
不意をつかれたモンシロチョウは、あっという間に縄張りを奪われてしまいました。
しばらく恨めしそうに周囲を飛び回っていたモンシロですが、やがて諦めたのかどこかへ去って行きました。
う~む、蝶も熾烈な競争社会に生きているんですね。