花見(けみ)ホタル祭りでゲンジボタルを堪能しました
地元のホタルの名所「池田町 花見(けみ)地区」で、今年もホタル祭りが開かれました。
先週末の夜9時頃に訪れると、ゲンジボタルが乱舞する小川のほとりをたくさんの見物客が往き来していました。
ホタル祭りの期間中は、ご近所の家々が明かりを消灯して、雑木林に舞い上がるホタルの光が際立つよう協力してくださいます。
そのおかげで、息を飲むような幻想的な景色を心ゆくまで楽しむことができるのです。
ホタルの活動は今が絶頂期らしく、じっとり湿った闇夜をおびただしい数の黄緑色の光がゆらめきながら点滅し、さかんに飛び交っています。
その数、およそ1000匹。多くは小川のほとりに群れをなしていますが、時折、木立の頂上付近に向かって、1匹、2匹がふわり、ふわりと急上昇します。5メートルぐらいの高さまで上り、ふたたびゆっくり川面(かわも)に舞い降りてきます。
カメラを三脚に固定して写真を撮ってみました。
こちらが、ホタルが飛び交う花見の小川の周辺です。実際には手許も見えないくらいの真っ暗闇ですが、Photoshopで増感処理をしたら、ご覧のとおり、周囲の様子が浮かび上がってきました。
肉眼で見た暗さは、およそこんな感じです(現実のホタルの光は、こんなふうに尾を引いたりはしませんが…)。
明滅するホタルの光源に照らされて、闇の底から紫陽花の花がわずかに浮かび上がって見えるのが、はかなくもきれいでした。
以前にも書きましたが、ここのホタルは地元有志による「ホタルの里づくりの会」が長年かけて守り、育ててきたのだそうです。地道な努力には本当に頭が下がります。
ホタルの里づくりの会のみなさん、今年もありがとうございました。