家のすぐ近所におサルが出没
ここ数日、家のまわりに野生のサルが頻繁に姿を見せています。
20~30頭が群れをなして、谷底から尾根へ、尾根を越えて反対側の谷底へと移動を繰り返しているようです。
昨日も、我が家から目と鼻の先の道路脇でおサルの群れに遭遇しました。
電信柱に登っているもの、ガードレールに座ってこちらを警戒しているもの。なかには今年生まれた乳飲み子を胸に抱えている母親もいます。
サルたちのお目当ては、実りはじめた高原野菜。ご近所の畑を順番に回って、食べられそうな根野菜やら実やらを物色しているのです。
サル害に悩む近隣の農家では、畑の周囲を電気柵で囲って防御に努めています。電気柵の効果はてきめんで、賢いおサルたちは以後、近寄らなくなります。
ただ、そのあおりをもろに蒙っているのが電気柵のない従来の畑。おサルが通った後には、食い散らかされた野菜の残骸が塁々として横たわり、収穫どころじゃなくなります。
電気柵を設置できる農家とできない農家…今、その“収入差”が、どんどん広がっています。
おサルのせいで、こんな辺鄙な山里にも“格差社会”の波が押し寄せているようです。