タケノコの頭は不動明王みたい?
梅雨に入って裏山にタケノコがニョキニョキ顔を出すようになりました。
「雨後のタケノコ」とは良く言ったもので、まとまった雨が降った翌日には、狙い澄ましたようにトンガリ坊主が竹林のあっちにもこっちにも姿を覗かせます。正直、ちょっと気味悪いくらいです。
生えたてのタケノコは、なんともマンガチックな格好です。
特に先っぽの緑色の部分に注目。不動明王の“火焔光背(かえんこうはい)”にそっくりだと思うのですが、いかがでしょうか? じつに見事な自然の造形ですね。
ただ、その造形美に見とれて放置しておくと、ご覧のようにヘンな具合に伸びてしまうから始末に負えません。
後はもう、一人前の青竹に向かってまっしぐら。「ウドの大木」も困りものですが、「採りそこねたタケノコ」も、文字通り食えません。