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おやおや?同じカエデなのに年によって紅葉の色が違う?

 定点観測というのでしょうか、毎年、縁側から庭先の同じカエデの木を眺めているうちに、「あれ?」と気づいたことがあります。

 このカエデ、11月上旬に紅葉するのですが、年によって葉っぱの色が変わるんです。

 こちらは、引っ越した2009年当時の姿です。黄色から赤に変わって、燃えるような1週間を過ごした後、はらはらと散りました。

2013111601.jpg


 2枚目は、翌2010年の写真です。この年はイチョウのような鮮やかな黄色になり、その後、一気に落葉したのでした。

2013111602.jpg


 そしてこちらが今年、2013年の模様です。多少、盛りが過ぎて茶色く変色していますが、赤く色づき、最後に茶褐色になって散っていきました。

2013111603.jpg


 気候によって紅葉の色づきが良かったり悪かったりという話は聞きますが、赤くなる年と黄色くなる年があるとは、ちょっと意外です。

 で、調べてみたら、やはり気温によって同じ木でも色に変化が起きるらしいんですね。

 秋がきて気温が下がりはじめると、植物は水分や糖分を末端の葉っぱに送らなくなります。

 すると葉っぱの葉緑素が壊れて、それまで見えなかったカロチノイドという黄色い色素が浮き出してきます。これが「黄葉」の正体だそうです。

 さらに気温が下がると、葉っぱに残った糖分からアントシアンという赤い色素が作られ、「紅葉」になるのだとか。

 ところが、暖かい秋の年は夜の気温がいつまでも高く、植物が葉っぱの糖分を使って活動してしまうためアントシアンが生成されず、赤く色づかないのだそうです。

 記録をひっくり返すと、我が家のカエデが黄色になった2010年の秋は、朝晩が温暖で過ごしやすかったのでした。

 今年のカエデは真っ赤…ってことは、順調に気温が下がっている証拠なのでしょう。いやだなぁ。


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プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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