すわ火事か?と思ったら「畦焼き」でした

近所の水田地帯を散策していたら、焦げ臭いニオイが足下のほうから立ち上ってきました。
何事かと脇の畦道(あぜみち)に目を落とすと、枯れ草がチリチリと燃えているではありませんか。

すわ、火事か!と思って周囲をキョロキョロ見回したら、田んぼの対角線あたりに立った作業着姿のオジサンが、火炎放射器を抱えて畦道にせっせと火をつけていました。

「畦焼き(あぜやき)」とか「芝焼き(しばやき)」と言われる農作業です。
田植えの前に畦道の草むらで越冬した害虫を駆除するのだそうです。
田んぼの周囲を、黒く縁取るように焼いていくのです。

ただ、畦焼きが元で火事になることも多いらしく、地域によっては禁止されているところもあるようです。
私たちの地元の農家では風のない日を選んで慎重に作業をしていました。
安曇野の早春の風物詩です。



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