ご近所の野沢菜はサルに食い荒らされちゃいました

去年はあんなにたくさん獲れた野沢菜が……
信州の田舎暮らしになくてはならないのが野沢菜です。安曇野でも11月から12月にかけて、それぞれの家で野沢菜を浸け込み、長い冬に備えます。
今年は記録的な猛暑のせいで畑の作物の育ちが悪く、いつもなら豆やトマトやトウモロコシを狙って畑を荒らし回っているサルの群れが野沢菜に目をつけました。
地元農家のボランティアの方々がどんなに追いかけ、追い払っても、おサルの大群は畑に戻ってきます。結局、ご近所の野沢菜はサルに食われて全滅してしまいました。
さあ困ったのが農家のみなさんです。野沢菜のない信州の冬なんて、ゴーヤのない沖縄の夏みたいなもので(ちょっと違うか?)、とてもじゃないが過ごせません。クオリティ・オブ・ライフが圧倒的に低下してしまうのです。
というわけで、野沢菜を収穫できなかった農家では、サル禍を免れた遠くの畑から野沢菜を貰ってきて、目下せっせと漬け込んでいます。
サルにしてやられたという慙愧(ざんき)の念に耐えかねてでしょう、野沢菜を湯洗いするオジサン、オバサンたちの手は心なしか震えています。

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