金環日食が見たい! 部分食じゃイヤだ!
「金環日食が見たい!」
と、家族が言い出したのは、5月も半ばになってからのことでした。遅まきながら我が家では、テレビで日食の話題が盛んに採り上げられるようになって、初めて世紀の天体ショーの存在を知ったのでした。
さっそく近所のスーパーに日食観察用メガネを探しに行きましたが、見当たりません。
店員さんを呼び止めて尋ねると、
「二度入荷しましたけど、とっくに売り切れましたよ」
憐れむように言われてしまいました。
そこでアマゾンで探すと、あるある…安いのから高いのまで、まだちゃ~んと販売中ではないの。
一番お安いボール紙の色メガネ(送料込み480円)を1個注文したら、翌々日には宅配されました。エライぞアマゾン、間に合った!

送料込み480円でした。
でも、届いた色メガネで蛍光灯を見たり、普通の太陽を観察したりしているうちに、ムラムラと新たな欲が湧いてきたのてす。
「部分食じゃイヤだ!」
そうなんです。安曇野では完全な金環日食にはならないんです。
地元の新聞によると、上田と松本を結んだ線が金環日食の限界線で、それより北の地域では部分食になってしまうと書いてあります。
人間とは欲深いもので、数日前まで日食のことなんか知らなかったクセに、完全な金環日食を見たくてウズウズしてきました。
かくなる上は、一番きれいな金環日食が見える場所へ行こうでないの、という話になり、週末を利用して川崎の親戚宅へ遊びに行くことにしたのです。
待望の2012年5月21日(月)。朝から曇り空で、時折、にわか雨がパラパラ降るあいにくの天気でした。

曇の隙間から太陽が見え隠れしていました
それでも、マンションの屋上に登らせてもらい、1個の色メガネを家族で順番に回しながら空を仰いで待っていると、午前7時半ぐらいから、雲がスッと薄くなって太陽が顔を出し始めました。
午前7時35分、金環日食をはっきり観察できました。メガネ越しに、オレンジ色の細いリングがくっきり浮かび上がっています。なるほど、これは不思議な眺めです。
隣では、一眼レフカメラを三脚で固定して、数百ミリ?の望遠レンズの先端に専用の色フィルターを取り付けてシャッターを切っているオジサンがいます。
一世一代の天体ショーですから、本当はこれぐらい気合を入れて臨むべきなんでしょう。
でも、ナマクラな私たちが用意してきたものといえば、色メガネ1個だけ。写るかどうかわからないまま、スマートフォンのレンズにメガネを密着させて撮ってみました。

こうやって撮りました。原始的です。


上はREGZA Phone、で、下がiPhone4S。意外に写るもんですね。
同じようにしてデジカメでも撮ってみたところ、より肉眼で観たのに近い感じに撮れました。

デジカメに色メガネを当てて撮影しました。
一番、肉眼に近い感じです。
日食になるとあたりが薄暗くなる、と聞いていましたが、直前まで曇り空だったせいか、あまり明るさの変化は感じられませんでした。
それでも、いつもとは違う朝を満喫することができました。はるばる遠くまで見に行った甲斐がありました。

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と、家族が言い出したのは、5月も半ばになってからのことでした。遅まきながら我が家では、テレビで日食の話題が盛んに採り上げられるようになって、初めて世紀の天体ショーの存在を知ったのでした。
さっそく近所のスーパーに日食観察用メガネを探しに行きましたが、見当たりません。
店員さんを呼び止めて尋ねると、
「二度入荷しましたけど、とっくに売り切れましたよ」
憐れむように言われてしまいました。
そこでアマゾンで探すと、あるある…安いのから高いのまで、まだちゃ~んと販売中ではないの。
一番お安いボール紙の色メガネ(送料込み480円)を1個注文したら、翌々日には宅配されました。エライぞアマゾン、間に合った!

送料込み480円でした。
でも、届いた色メガネで蛍光灯を見たり、普通の太陽を観察したりしているうちに、ムラムラと新たな欲が湧いてきたのてす。
「部分食じゃイヤだ!」
そうなんです。安曇野では完全な金環日食にはならないんです。
地元の新聞によると、上田と松本を結んだ線が金環日食の限界線で、それより北の地域では部分食になってしまうと書いてあります。
人間とは欲深いもので、数日前まで日食のことなんか知らなかったクセに、完全な金環日食を見たくてウズウズしてきました。
かくなる上は、一番きれいな金環日食が見える場所へ行こうでないの、という話になり、週末を利用して川崎の親戚宅へ遊びに行くことにしたのです。
待望の2012年5月21日(月)。朝から曇り空で、時折、にわか雨がパラパラ降るあいにくの天気でした。

曇の隙間から太陽が見え隠れしていました
それでも、マンションの屋上に登らせてもらい、1個の色メガネを家族で順番に回しながら空を仰いで待っていると、午前7時半ぐらいから、雲がスッと薄くなって太陽が顔を出し始めました。
午前7時35分、金環日食をはっきり観察できました。メガネ越しに、オレンジ色の細いリングがくっきり浮かび上がっています。なるほど、これは不思議な眺めです。
隣では、一眼レフカメラを三脚で固定して、数百ミリ?の望遠レンズの先端に専用の色フィルターを取り付けてシャッターを切っているオジサンがいます。
一世一代の天体ショーですから、本当はこれぐらい気合を入れて臨むべきなんでしょう。
でも、ナマクラな私たちが用意してきたものといえば、色メガネ1個だけ。写るかどうかわからないまま、スマートフォンのレンズにメガネを密着させて撮ってみました。

こうやって撮りました。原始的です。


上はREGZA Phone、で、下がiPhone4S。意外に写るもんですね。
同じようにしてデジカメでも撮ってみたところ、より肉眼で観たのに近い感じに撮れました。

デジカメに色メガネを当てて撮影しました。
一番、肉眼に近い感じです。
日食になるとあたりが薄暗くなる、と聞いていましたが、直前まで曇り空だったせいか、あまり明るさの変化は感じられませんでした。
それでも、いつもとは違う朝を満喫することができました。はるばる遠くまで見に行った甲斐がありました。



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