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広縁(ひろえん)でうたた寝。何だか得した気分です

 私たちの家には、軒下にめぐらした濡れ縁(ぬれえん)とは別に「広縁(ひろえん)」があります。

 広縁の定義は曖昧で、建築関係の資料を読むと、幅三尺(約90センチ)の一般的な縁側に対して幅四尺(約120センチ)以上の幅の広い縁側をそう呼ぶ、と書いてあります。

 ですが世間的には、

 ・濡れ縁…軒下で吹きさらしになっている縁側
 ・広 縁…室内にある広めの縁側

 と、区別しているような気がします。

 要は、旅館の和室の窓側に、籐製の椅子が小さなテーブルを挟んで向い合わせに置いてありますよね? あのスペースが広縁だと考えればいいんだと思います。

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 我が家の広縁は旅館よりやや広くて、五畳分ほどでしょうか。

 南西の日当たりのいい角に位置しています。足元までの大きなガラス戸で仕切られているので、外気が零下の真冬でも、おひさまさえ当たっていればストーブがいらないほどポカポカしています。

 椅子に腰掛けて編み物や読書をするのに最適です。あんまり気持よくて、ついうたた寝してしまいます。

2012030103.jpg

2012030102.jpg

 梅雨時は天井の梁にハンガーを引っ掛けて、洗濯物を干すのに重宝します。

 真夏でもガラス戸を開け放てば高原の緑の香りが流れてきます。

 ムダにがらんとしたスペースですが、こういう空間があると疲れた時や“煮詰まった”時に、ほっとします。

 古民家って贅沢な作りだなぁ、と思う瞬間です。

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テーマ : スローライフ
ジャンル : ライフ

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No title

3月に入ると日差しも目に見えて強くなり、
我が家でもシーズーは刻々と変わる居間の日の当たる場所を器用に探して
場所を変えながら日向ぼっこをして丸くなっています。

北国でもまもなく寒さも和らいで外普通の生活ができる季節になります。
黒い土が雪から覗き、山々にはえる木々のの芽が吹いてまず山が白くなり、
次に青くなる時期が待ち遠しいのは人だけでなく、
犬や猫もそんな季節を待っているのかもしれませんね。

Re: No title

こんにちは!

Kazさんのお宅のシーズーちゃんも
春を待ちわびているんですね。

ウチのチワワは広縁で
魚の一夜干しみたいにべったり寝そべって過ごしています。

早く黒い土から緑の芽が顔を出さないかなと
楽しみです。

あと少しで春ですね。

プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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