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古民家の階段は奇数?

 名古屋在住の「大工のおっちゃん」のホームページ『日曜大工お助けマン 私は小さな建築屋』に、面白いことが書いてありました。

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階段について昔親方から聞いたお話です(あまり参考にならないお話かも?)

■階段の段数は、奇数が良いと言われてました(13段が上がり易い場合が多くありますが)
日本人でも13段上がりは縁起が悪いなど理由で、嫌うようなので普通一般住宅の場合偶数になっても14段又は12段が多いようです。

■玄関から正面直に上がる階段は作らない、などい多々(注・原文ママ)大工修行中には聞かされましたが皆さんのご意見も聞かせてください。※以上の寸法箇所は(センチ値ではなく寸/分で計ります)

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 プロフィールによれば「大工のおっちゃん」は、軸組工法を修行した木造大工職人さんだそうです。

 伝統工法を受け継ぐ町屋大工さんの間では「階段は奇数に」「玄関から正面向きに階段を設けない」ということが、親方から弟子に伝承されてきたというのです。

 ただ、その理由は「大工のおっちゃん」にもわからないようです。合理的な説明はつかないのかもしれません。

 しかし、そこには何がしかの昔の人の知恵が隠されているとも考えられます。

 面白いなぁと思いつつ、我が家の階段を眺め直しました。

2012022702.jpg

2012022701.jpg

 段数は9段。奇数です。

2012022703.jpg

 玄関に背を向ける形で取り付けられています。正面には向いていません。

 「へぇ~、大工さんの言い伝えどおりに作られているんだ」と妙に感心してしまいました。

 “古民家の隠された記号”というと大袈裟すぎますが、案外、こんなところにも伝統が息づいているのかもしれませんね。

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なるほど、階段の段数は数えたことがありませんでした。

塔でも奇数がほとんどです。
三重塔、五重塔、はよくありますが、七重塔、九重塔もあったとか。東大寺、法勝寺の今はなき塔です。談山神社は十三重塔が現存しています。資金がなく、作りかけのまま終わった塔も、一重で終わらせています。全部奇数ですね。

ただ、多宝塔は二重です。二重のものはありますが、二重塔という名前にはしていません。福性院二重塔というのがひとつありますが、いずれにしろ四重塔はありません。

Re: 塔

> 塔でも奇数がほとんどです。
> 三重塔、五重塔、はよくありますが、七重塔、九重塔もあったとか。東大寺、法勝寺の今はなき塔です。談山神社は十三重塔が現存しています。資金がなく、作りかけのまま終わった塔も、一重で終わらせています。全部奇数ですね。

たしかに! 日本の塔はほとんど奇数ですね!
関連があるのかもしれませんね。

機会があったら、また調べてみます。
ありがとうございます。
プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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