長野道の「豊科インター」が「安曇野インター」に改称します
安曇野の最寄り高速出入口は、長野自動車道の「豊科インターチェンジ」です。東京や名古屋・大阪方面からクルマで安曇野へ向かう際には、このインターを利用します。
ところが、「豊科(とよしな)」という名称がクセモノで、不慣れなドライバーはうっかりするとここを通り越してしまってウオサオすることになりかねません。
先日も、東京から我が家に遊びにきた友人が豊科で降りそこね、ひとつ先の麻績(おみ)インターチェンジまで行ってしまいました。
カーナビを搭載していないクルマで、「安曇野」という道路標識を探して走っているうちに、気がついたらオーバーランしていたそうです。
「だってさ、どこにも安曇野って出てないんだもの…」
と、友人は不満タラタラ。たしかに、今のところ長野道には「安曇野インター」がないんですね。

もともと「安曇野」というのは松本盆地の北端部分の通称で、明確に画定された線引きはなかったのでした。
平成の大合併で2005年に安曇野市が誕生するまで、安曇野の名を冠した自治体は存在しませんでした。
ちなみに現在、安曇野というと、安曇野市、池田町、松川村の3市町を中心に、その北側の大町市南部と南側の松本市梓川地区を含んだ一帯を指します。
豊科インターは、安曇野市の豊科地区=旧豊科町にあることから、長野道開通時にこの名前が付いたのでした。
安曇野市誕生後、地元で豊科インターを「安曇野インターチェンジ」へ改称しようという動きが起きました。市民へのヒアリングやさまざまな意見調整を経て、去る1月24日に、ようやく独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構(旧道路公団)が名称変更を決定。早ければ今年の秋から冬にかけて安曇野インターに生まれ変わることが決まりました。
じつは昨年の市議会でこの問題が討論された際、賛成意見の背中を押したのはNHKの連続テレビ小説『おひさま』人気だったといいます。改称推進派が千載一遇のチャンスとばかりにロビー活動に力を入れた結果、市民や地元事業者はもちろん、ドライバー、観光客の7割以上の賛同を得られたそうです。
ところで、この改称には道路管理システムや標識等の変更に1億9000万円が必要になるそうです。その全額を安曇野市が負担することになりました。市によれば、改称に伴う宣伝効果で観光客が増加するなどして、10億4000万円の経済効果が見込まれるのだとか。
名称の変更だけで2億円近くかかるというのも驚きですが、その5倍の経済効果が得られるというのは、一体どのような計算に基づくものでしょう? いくらなんだって『おひさま』の神通力はそこまで続かないような気もしますけど…。
ま、それはともかく、安曇野の玄関口のインターチェンジ名が「豊科」から「安曇野」に変わるのはめでたいことです。
私の友人たちも、今秋以降は迷うことなく安曇野に来てくれるでしょう。

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ところが、「豊科(とよしな)」という名称がクセモノで、不慣れなドライバーはうっかりするとここを通り越してしまってウオサオすることになりかねません。
先日も、東京から我が家に遊びにきた友人が豊科で降りそこね、ひとつ先の麻績(おみ)インターチェンジまで行ってしまいました。
カーナビを搭載していないクルマで、「安曇野」という道路標識を探して走っているうちに、気がついたらオーバーランしていたそうです。
「だってさ、どこにも安曇野って出てないんだもの…」
と、友人は不満タラタラ。たしかに、今のところ長野道には「安曇野インター」がないんですね。

もともと「安曇野」というのは松本盆地の北端部分の通称で、明確に画定された線引きはなかったのでした。
平成の大合併で2005年に安曇野市が誕生するまで、安曇野の名を冠した自治体は存在しませんでした。
ちなみに現在、安曇野というと、安曇野市、池田町、松川村の3市町を中心に、その北側の大町市南部と南側の松本市梓川地区を含んだ一帯を指します。
豊科インターは、安曇野市の豊科地区=旧豊科町にあることから、長野道開通時にこの名前が付いたのでした。
安曇野市誕生後、地元で豊科インターを「安曇野インターチェンジ」へ改称しようという動きが起きました。市民へのヒアリングやさまざまな意見調整を経て、去る1月24日に、ようやく独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構(旧道路公団)が名称変更を決定。早ければ今年の秋から冬にかけて安曇野インターに生まれ変わることが決まりました。
じつは昨年の市議会でこの問題が討論された際、賛成意見の背中を押したのはNHKの連続テレビ小説『おひさま』人気だったといいます。改称推進派が千載一遇のチャンスとばかりにロビー活動に力を入れた結果、市民や地元事業者はもちろん、ドライバー、観光客の7割以上の賛同を得られたそうです。
ところで、この改称には道路管理システムや標識等の変更に1億9000万円が必要になるそうです。その全額を安曇野市が負担することになりました。市によれば、改称に伴う宣伝効果で観光客が増加するなどして、10億4000万円の経済効果が見込まれるのだとか。
名称の変更だけで2億円近くかかるというのも驚きですが、その5倍の経済効果が得られるというのは、一体どのような計算に基づくものでしょう? いくらなんだって『おひさま』の神通力はそこまで続かないような気もしますけど…。
ま、それはともかく、安曇野の玄関口のインターチェンジ名が「豊科」から「安曇野」に変わるのはめでたいことです。
私の友人たちも、今秋以降は迷うことなく安曇野に来てくれるでしょう。



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