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剥けども剥けども減らない渋柿。干し柿作りは根気が勝負?

 向かいの柿の大木から収穫した背負い籠2杯分の渋柿をテーブルに積み上げて、さてこいつをどうしようかなと考えました。

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 焼酎に浸けて渋を抜き、手っ取り早く生食にしようかと思っていたら、なんと! 家族がスーパーで甘柿を1ハック、買ってきちゃったではありませんか。

 今、そこにある甘柿を差し置いて、わざわざ渋柿の渋みを抜いてまで食すというのも、徒労といいましょうか、かなりマヌケな気がします。

 仕方ない。かくなる上はオーソドックスに干し柿でいこう、と心に決めて、皮を剥き始めました。

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 ところが…剥いても剥いても一向に減りません。果物ナイフを握った手首がガチガチにこわばるまで剥き続けても、渋柿の山はオレンジ色の威容を誇ってテーブルの上に聳え立ったままです。

 一人では埒が明かないので手分けして剥くことにしましたが、それでも飽き飽きするほど時間がかかりました。

 ようやく剥き終わって実の数を数えたら117個ありました。後でご近所の農家に尋ねると、プロは電動皮剥き機を使っているそうです。やっぱりねぇ。

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干し柿専用の「柿紐」です

 もっとも、干し柿作りは皮さえ剥いてしまえば後は簡単。専用の柿紐(枝を通しやすいように緩く綯[な]ってあるビニール紐)に実を固定し、熱湯で煮沸消毒して物干し竿に吊るすだけです。

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熱湯に浸けて煮沸消毒

2011120505.jpg
雨の当たらない軒下に吊るします

 数日、放置して外側が硬くなってきたら指で軽く揉み揉みし、中の渋みが早く抜けるようにします。およそ2週間後には出来上がり。

 しかし、こんなにたくさん食べられるかなぁ…ちょっと欲張り過ぎた気がしてきました。

2011120506.jpg


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あーあ、

> ってあるビニール紐)

やっぱりね、最近干し柿を作る方はみんなそうなんだ。
近所の干し柿を見てください。

藁でやってませんか?
ビニール「ではなくてポリエチレンかポリプロピレンと思われる」
ひもでは風味が変わっちゃうんですよ、
もしビニールだとしたらちょっと危ないですね。
可塑剤が外に出てきますから人体には良くない!

ポリエチレンやポリプロピレンは静防材であるGMSが
出てきてこれまた風味を替えちゃいます。

Re: あーあ、

いやはや、知りませんでした。

たしかに天然素材で編んだ縄のほうが安全だし、
風味に悪影響が出ることもありませんよね。

欲が出てきて、追加であと少し干し柿を干そうかな、
などと思っています。
次に作るときは、絶対、藁にします。
プロフィール

あづみ

Author:あづみ


都会から安曇野の古民家に親子3人で移住しました。夏涼しく、冬は想像を絶する寒さですが、ハラを括って暮らせば何とかなるものです。

その後、縁あって畑付きの田舎家をゲット。現在は山中の古民家と里の家とを行き来する日々です。

安曇野に興味のある方、また古民家に暮らしたいと思っていらっしゃる方、よろしかったらお立ち寄りください。

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