トホホのスズメバチ退治ラウンド3
「蜂の巣を取るのが趣味のオジサンが来てくれました」の項に書いた、蜂の巣取り名人?のオジサンが、先日、私たちの留守の日を選んでやってきて、スズメバチの巣を取ってくださいました。
スズメバチは夜、眠る習性があるため作業は夜間を選んで作業するそうですが、我が家は野中の一軒家。街灯ひとつありません。
たまたまその晩は月明かりも星明りもない真っ暗闇で、オジサンは懐中電灯片手に梯子に登って殺虫剤を噴霧し、巨大化しつつあった巣を叩き落としたはずが、右半分の付け根あたりに20センチほど巣の一部が残ってしまいました。
翌日、帰宅して庇の裏を見上げると、わずかながら巣の名残のようなものがへばりついています。しかも、生き残ったスズメバチがさかんに出入りしているではありませんか。

巣の一部が20センチほど残ってしまいました
ハチだって生きるか死ぬかの生存競争の渦中にいるわけで、どうやら残った巣を核にして再建を目論んでいるらしいのです。
オジサンに連絡を取ると「いや、やっぱりそうだったか。済まない。今度、残りを片付けに行くから」と、至ってのんびりしたご返事。
しかし、うかうかしてるとあっという間に巣が再建されてしまいかねません。
今度は自分で駆除するしかないな、と決心して、ホームセンターにスズメバチ専用の殺虫剤を買いに行きました。
缶の表の説明書きを読むと「25センチ以上に育った巣は大変危険ですから、自分で駆除しようと考えず、専門業者に依頼してください」みたいな弱気なことが書いてあります。
あらためて2階の窓ガラスを開け、網戸越しに巣を眺めると、残存部分は最大で20センチぐらいでしょうか。これならまあ、やってやれないことはなかろう、と思い極めました。
スズメバチが眠りに就いた午後7時。登山用のゴアテックスのレインウエアの上下を着て、草刈機に付いていたプラスチック製のゴーグルをかけ(スズメバチの毒液が目にかかると失明するのだそうです)、野良仕事用の虫避け網付きの作業帽を目深に被って囲炉裏用の分厚い牛革手袋をはめ、準備万端です。

かなりマヌケな姿です
右手に殺虫剤、左手にバーベキュー用のスチールトングを握って網戸をサッと開きました。
およそ30センチの至近距離から30秒間、殺虫剤を集中噴霧。ふたたび網戸を閉じるまでが、無限の長さに感じられました。


大量の殺虫剤に濡れた巣
寝込みを襲われたせいでしょうか、ハチは1匹たりとも飛び出してきません。
殺虫剤が滴るまで噴霧してから、トングで引っ掻いて巣を壊しました。
土間に下りてレインウエアを脱いでいると、茅葺き屋根のてっぺんあたりから、
ブ~ン!
重低音の鈍い羽音が急降下してくるではありませんか。生き残りのスズメバチです。
慌てて脱ぎかけたウエアを着直し、手袋をはめて振り向きざまにシュシュッ! ハチにとどめの一撃を吹きかけました。
不屈の戦士も不意を突かれては元も子もありません。電灯の下にポトンと落ちて絶命したのでした。

必死の逆襲も空しく絶命したスズメバチ
翌朝、一番に庇を見上げると、巣の残骸はきれいさっぱりえぐり取られて、影も形もなくなっていました。

跡形もなくなった巣(左)
右は以前の巣跡
地面も仔細に見て回り、落ちていた巣の断片を粉々に踏み潰して歩きました。
これでようやく駆除完了です。いやはや、血も凍る体験でした。

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スズメバチは夜、眠る習性があるため作業は夜間を選んで作業するそうですが、我が家は野中の一軒家。街灯ひとつありません。
たまたまその晩は月明かりも星明りもない真っ暗闇で、オジサンは懐中電灯片手に梯子に登って殺虫剤を噴霧し、巨大化しつつあった巣を叩き落としたはずが、右半分の付け根あたりに20センチほど巣の一部が残ってしまいました。
翌日、帰宅して庇の裏を見上げると、わずかながら巣の名残のようなものがへばりついています。しかも、生き残ったスズメバチがさかんに出入りしているではありませんか。

巣の一部が20センチほど残ってしまいました
ハチだって生きるか死ぬかの生存競争の渦中にいるわけで、どうやら残った巣を核にして再建を目論んでいるらしいのです。
オジサンに連絡を取ると「いや、やっぱりそうだったか。済まない。今度、残りを片付けに行くから」と、至ってのんびりしたご返事。
しかし、うかうかしてるとあっという間に巣が再建されてしまいかねません。
今度は自分で駆除するしかないな、と決心して、ホームセンターにスズメバチ専用の殺虫剤を買いに行きました。
缶の表の説明書きを読むと「25センチ以上に育った巣は大変危険ですから、自分で駆除しようと考えず、専門業者に依頼してください」みたいな弱気なことが書いてあります。
あらためて2階の窓ガラスを開け、網戸越しに巣を眺めると、残存部分は最大で20センチぐらいでしょうか。これならまあ、やってやれないことはなかろう、と思い極めました。
スズメバチが眠りに就いた午後7時。登山用のゴアテックスのレインウエアの上下を着て、草刈機に付いていたプラスチック製のゴーグルをかけ(スズメバチの毒液が目にかかると失明するのだそうです)、野良仕事用の虫避け網付きの作業帽を目深に被って囲炉裏用の分厚い牛革手袋をはめ、準備万端です。

かなりマヌケな姿です
右手に殺虫剤、左手にバーベキュー用のスチールトングを握って網戸をサッと開きました。
およそ30センチの至近距離から30秒間、殺虫剤を集中噴霧。ふたたび網戸を閉じるまでが、無限の長さに感じられました。


大量の殺虫剤に濡れた巣
寝込みを襲われたせいでしょうか、ハチは1匹たりとも飛び出してきません。
殺虫剤が滴るまで噴霧してから、トングで引っ掻いて巣を壊しました。
土間に下りてレインウエアを脱いでいると、茅葺き屋根のてっぺんあたりから、
ブ~ン!
重低音の鈍い羽音が急降下してくるではありませんか。生き残りのスズメバチです。
慌てて脱ぎかけたウエアを着直し、手袋をはめて振り向きざまにシュシュッ! ハチにとどめの一撃を吹きかけました。
不屈の戦士も不意を突かれては元も子もありません。電灯の下にポトンと落ちて絶命したのでした。

必死の逆襲も空しく絶命したスズメバチ
翌朝、一番に庇を見上げると、巣の残骸はきれいさっぱりえぐり取られて、影も形もなくなっていました。

跡形もなくなった巣(左)
右は以前の巣跡
地面も仔細に見て回り、落ちていた巣の断片を粉々に踏み潰して歩きました。
これでようやく駆除完了です。いやはや、血も凍る体験でした。



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