『おひさま』のロケセットは再来年まで保存されるらしい

連続テレビ小説『おひさま』のロケ地を再訪しました。
場所は安曇野市堀金烏川の、ソバ畑に囲まれた山裾です。
前回、訪ねたのは8月初旬の平日。このときも中高年の観光客がひっきりなしにやって来るのに驚かされましたが、今回、土曜日の午後に様子を見に行ってびっくり。100人以上の観光客が周辺を右往左往しているではありませんか。
少し離れた場所には観光バスが停車していて、旗振り役のガイドさんがおじさん、おばさんたちを引き連れてソバ畑の中をゾロゾロ歩いていきます。

道端にはプレハブが設けられ、安曇野市の観光課の職員が3名、そこで交代で休みを取りながら続々と押しかける観光客を誘導していました。

『おひさま』が高視聴率を上げているとは聞いていたものの、まさかロケ地がこんなことになっていようとは。職員の方をつかまえてお話を伺いました。
--どれくらいの観光客がやって来ているんですか?
「ここんところ平日で500人、土日は1000人以上でしょうか。正直、私たちも驚いています」
--ドラマは10月1日が最終回ですけど、その後、ここはどうなるんですか?
「NHKとの契約は8月31日で終了しましたが、市では平成25年3月いっぱいまで残すことにしています。ただ、土地が市のものではなくて国の事業用地なものですから、目下、国交省と交渉中なんですよ」
とりあえず再来年の3月末までは現状のまま保存することが決まったそうです。
ただ、以前にも書いたとおり、ここに建っている水車小屋や民家は表側しかないロケセットで、裏に回るとつっかえ棒で壁を支えている簡易構造です。一定期間、残すにしても補強工事を施さないわけにはいかないでしょう。市ではそのための予算獲得に動き出しているようです。
放映終了後の人気がどこまで続くかにもよりますが、道祖神と水車小屋、古民家が一望できるこのロケセット周辺は、古き良き安曇野の風景を今に伝える格好のビューポイントです。自然公園として恒久的に残してくれたらいいのに、なんて思ったりもします。

こちらは大王わさび農場に作られた、
もうひとつのロケセット。
若尾文子サンのお家ですが、
裏側はご覧のとおり。
近々、解体されるのでしょうね



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