これが噂?の電気柵です
安曇野界隈の農家を悩ましているのが、サルやキツネ、ハクビシン、タヌキ、イノシシなどによる獣害です。
収穫が近づくと、単独で、あるいは大群でやってきて野菜や果物を根こそぎ食べていってしまうんです。
特に過疎化の進む山里の被害は深刻で、作るそばから食い荒らされるため、廃業に追い込まれる農家もあるぐらいです。
私たちの家は、通称、東山と呼ばれる安曇野の山間部にありますが、地元の農家では半ばヤケ気味に、
「ここいらは東山動物園だからさ、どうしようもねぇんだよぉ」
とボヤくことしきりです。
そんな農家が最近、導入して実績を上げているのが「ソーラータイプの電気柵」。畑のまわりに支柱を立てて特殊合金の電線を張りめぐらし、電気ショックで動物たちから畑を守る装置です。

畑の周囲に張りめぐらしてあるのが、電気柵です
以前はたいへん高価だったようですが、普及とともに値頃感もでてきて急速に広まってきました。
写真が本体。「防雨型 電気牧柵機 アニマルキラー」という恐ろしげな名前です。スイッチを入れておくとソーラーシステムで昼間に蓄電し、夜通し通電しています。

防雨型 電気牧柵機 アニマルキラー
おサルやキツネが万一、触れると9000ボルトの高圧電流が流れて吹っ飛ぶそうで、このシステムを導入した畑には以後、どんな動物も寄りつかなくなるようです。
ただ、これでめでたしめでたしかといえばそんなこともありません。電気柵を敷設した畑はたしかに獣害に見舞われなくなりますが、おサルやキツネたちは電気柵のない畑を狙って移動します。
結果として、設備投資した農家は無事だけれども零細農家は以前より酷い目に遭う…という、まことに不公平極まりない事態に立ち至ってしまうのです。
とはいえ、安曇野中の畑や果樹園にことごとく電気柵を設置するなどできない相談で、目下、農家のみなさんは頭を抱えています。
収穫が近づくと、単独で、あるいは大群でやってきて野菜や果物を根こそぎ食べていってしまうんです。
特に過疎化の進む山里の被害は深刻で、作るそばから食い荒らされるため、廃業に追い込まれる農家もあるぐらいです。
私たちの家は、通称、東山と呼ばれる安曇野の山間部にありますが、地元の農家では半ばヤケ気味に、
「ここいらは東山動物園だからさ、どうしようもねぇんだよぉ」
とボヤくことしきりです。
そんな農家が最近、導入して実績を上げているのが「ソーラータイプの電気柵」。畑のまわりに支柱を立てて特殊合金の電線を張りめぐらし、電気ショックで動物たちから畑を守る装置です。

畑の周囲に張りめぐらしてあるのが、電気柵です
以前はたいへん高価だったようですが、普及とともに値頃感もでてきて急速に広まってきました。
写真が本体。「防雨型 電気牧柵機 アニマルキラー」という恐ろしげな名前です。スイッチを入れておくとソーラーシステムで昼間に蓄電し、夜通し通電しています。

防雨型 電気牧柵機 アニマルキラー
おサルやキツネが万一、触れると9000ボルトの高圧電流が流れて吹っ飛ぶそうで、このシステムを導入した畑には以後、どんな動物も寄りつかなくなるようです。
ただ、これでめでたしめでたしかといえばそんなこともありません。電気柵を敷設した畑はたしかに獣害に見舞われなくなりますが、おサルやキツネたちは電気柵のない畑を狙って移動します。
結果として、設備投資した農家は無事だけれども零細農家は以前より酷い目に遭う…という、まことに不公平極まりない事態に立ち至ってしまうのです。
とはいえ、安曇野中の畑や果樹園にことごとく電気柵を設置するなどできない相談で、目下、農家のみなさんは頭を抱えています。