ええっ?タマネギ苗が争奪戦になっている?
外気がひんやりしてきたので、そろそろ来年に向けてタマネギを植えようかな、と近所のホームセンターに苗を探しに行くと、
「売り切れました。次いつ入荷するかはわかりません」
えっ?もう無いの? これはしまった!うかうかしていると買いそびれるかも…
その足で、市内の幹線道路沿いにある苗屋さんを覗いてみました。
「本日分のタマネギ苗は完売です。明日午前9時過ぎにお越しください」
店舗用の白いビニールハウスの前に置かれた段ボールの切れ端に、マジックでそう書いてあります。
いやぁ、驚いた。全然知らないところでタマネギの苗の争奪戦が始まっていたんですね。
翌朝の9時ぴったりに育苗店を訪ねると、ハウスの周りにはすでに軽トラがずらり。
中に入ってさらにびっくりしたのは、野良着のおじさんたちが販売中のタマネギ苗の束を鷲づかみして、つぎつぎにレジに向かっていくじゃありませんか。
慌てて列の後ろに並びました。順番が回ってきたとき残っていたのは、赤タマネギ(約50本入り/485円)、スーパーリニア(約50本入り/485円)、ネオアース(約100本入り/750円)の3種類がそれぞれカゴに半分ずつほど。
店の人に聞くと早朝から列ができて、十分用意したはずの在庫が1000本単位で飛ぶように売れてしまったそうです。
人気急騰の原因は今年の猛暑。種から育てていた農家さんのタマネギが不作で、急遽苗を買いに来る人が多いとの話でした。
コスパ重視でネオアースという品種を5束500本、買い求めました。貯蔵性に優れ、作柄の安定した増収型中晩成種と書いてあります。
タマネギを本格的に消費したくなるのは、やっぱり鍋料理が進む秋以降。だとすれば、中晩成種で貯蔵性に優れているというのは助かります。
梅雨時に採れた今年のタマネギは、夏の間せっせと食べているうちに、鍋料理の季節を待たず使い切ってしまいました。来年はネオアースに期待したいところです。
ふと見ると、レジ横に青森産のニンニク「ホワイト六片」が置いてあったので、こちらもついで買い。家に帰って畝立てした畑にタマネギと一緒に植えました。
ニンニクは一片ずつに割ったものをそのまま植えるのが一般的ですが、とある園芸サイトに「皮を剥いて定植すると水分を早く吸収して大きな実になる」と紹介されていたので、その言葉を信じて一つずつ剥き身にしてみました。
来年、タマネギ&ニンニクがワンサカなるのを今から夢見ています。